厚生労働省は、介護サービス事業所の指定申請等について、対面を伴わない申請書提出を実現するため、介護サービス情報公表システムの機能拡張を行い、指定申請機能等のウェブ入力・電子申請を実現する「電子申請・届出システム」の運用を開始しています。
本市では、令和7年9月1日から「電子申請・届出システム」による介護サービスの指定申請等の受付を開始します。なお、当面の間、紙媒体での届出と並行して受付を行います。
電子申請・届出システムの機能とメリット
(1)ウェブ入力と添付書類の電子提出
画面上で直接、様式や付表を入力できます。必要な添付書類も電子ファイルでアップロードできます。
これにより、書類の印刷、郵送、持参といった手間が削減されます。
(2)書類作成負担の軽減
全国共通の様式が使用されることで、自治体ごとに異なる書類作成の負担が軽減されます。
一度アップロードした電子ファイルを複数の申請・届出で活用できます。
前回の申請情報に基づいて入力を省略できる場合があります。
(3)申請状況の確認
提出した申請・届出の受付状況や結果をシステム上で確認できます。差戻などもシステムで通知されます。
利用に必要な準備
(1)GビズIDの取得
電子申請・届出システムの利用には、法人・個人事業主向けの共通認証システムである「GビズID」の取得が必須です。
GビズIDには「プライム」・「メンバー」・「エントリー」の3種類がありますが、電子申請・届出システムの利用には「プライム」又は「メンバー」のアカウントが必要です。「エントリー」では利用できません。
GビズIDの取得には、申請書や印鑑証明書などをGビズID運用センターへ郵送する必要があり、2週間程度の時間がかかる場合があります。
GビズIDの作成に当たっては、デジタル庁のGビズID作成ガイドをご参照ください。
(2)インターネットへの接続環境
インターネットに接続できる環境が必要です。
利用の流れ
(1)GビズIDの取得
事前にGビズID(プライム又はメンバー)を取得します。
(2)システムへログイン
厚生労働省ホームページの「電子申請・届出システム」にGビズIDでログインします。
(3)申請・届出の選択
「申請届出メニュー」から、行いたい申請(新規指定申請、変更届出、更新申請、加算届など)を選択します。
(4)必要事項の入力
申請先、サービスの種類、事業所情報、様式・付表の内容などをウェブ画面上で入力します。
(5)添付書類のアップロード
必要な添付書類を電子ファイル(PDFなど)でアップロードします。
(6)申請・届出の提出
入力内容を確認し、提出します。
(7)状況確認
提出後は、システム上で申請・届出の受付状況を確認できます。
電子申請・届出システムの利用が可能な届出
- 新規指定申請(注釈1)
- 指定更新申請
- 変更届出(注釈2)
- 加算届出
- 廃止・休止届出
- 再開届出
(注釈1)事前協議が必要です。事業所の新規開設をお考えの際は、必ず事前相談を行ってください。
(注釈2)事業所の所在地、定員の増減等、指定基準の適合性について判断を要する変更内容については、事前協議が必要です。
留意事項
システム利用に当たっての詳しい操作方法は、、システム内のヘルプや厚生労働省が公開している操作マニュアルを参照してください。
登記情報提供サービスで発行される照会番号・発行年月日付のPDFファイルを添付することで、登記事項証明書(原本)の提出に代えることができる場合があります。