朝夕は肌寒さを感じますが、日中は秋の日差しが心地よく、すがすがしい実りの季節を迎えています。
9月は市内の各地区で開催されます多くの敬老行事に出席させていただき、市でも「老人敬愛の月」として敬老大会などさまざまな行事を開催しました。市発展の礎を築いてこられた高齢者の皆さんとお会いすることができ、たくさんの元気をいただきました。
さて、このほど平成28年度の決算状況を公表しましたが、一般会計におきましては平成18年度から黒字決算を維持しており、他の会計におきましても全て黒字決算となるなど、おおむね健全な財政運営を継続できています。
このような中、本市における重要課題となっておりました市民病院の建て替え問題につきまして、建設地を現地に決定し、先の9月定例市議会においてご報告しました。今後は、今月中に市内10カ所で説明会を開催して、市民の皆さんのご理解を得られるよう努力し、多くの人に喜ばれる新病院の一日も早い開院に向けて、全力を尽くします。
また、先月には6月定例市議会で設置が承認されました「荒尾子ども未来基金」への最初の寄附の申し出があり、今月からは小学生の学校給食無償化や「道の駅」建設のための基礎調査が始まるなど、市の戦略プランとして定めた「あらお未来プロジェクト」が、一つずつその実現に向けて動き出しているところです。
私は、協働のまちづくりを推進する上で、市民の皆さんとの対話による市政運営が重要であると考えております。先日は、荒尾青年会議所の主催による「市政フォーラム」で地元高校生の皆さんと対話をする機会をいただき、新たな刺激を受けました。 また、現在、中・高校生の皆さんからまちづくりのアイデアを募集する「よかまち荒尾Goodプロジェクト」を実施しています。10月のまちづくりフェスタ2017での発表を楽しみにしているところです。新病院建設地説明会をはじめ、今後は市民の皆さんと対話する機会を多く設けていきたいと考えておりますので、積極的なご参加をお願いします。
10月は1年の中で最も過ごしやすい季節です。台風などにより心配しておりました荒尾梨の生育は、良好のようです。秋の味覚を堪能しながら、さわやかな秋の気候を満喫していただきたいと思います。
平成29年10月
荒尾市長 浅田 敏彦
写真:9月13日、四ツ山公園展望所にて