荒尾市で初の市民栄誉賞受賞者である松尾浩也さんが、平成29年12月1日に逝去されました。
松尾浩也さんは日本を代表する刑事法学者で、東京大学法学部長、法務省の法制審議会会長などを歴任され、平成22年には文化功労者の顕彰を、平成24年には荒尾市初の市民栄誉賞を受けられました。
外国法の強い影響下に形成された日本刑事訴訟法の運用の実態の独自性を「精密司法」と名付けたことや、「裁判員」という言葉を初めて使うなど日本型の司法参加制度である「裁判員裁判制度」の構築に貢献されたことは著名です。
松尾浩也さんのご功績に心から感謝申し上げますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。
写真は、平成24年4月8日に行われた荒尾市制施行70周年記念式典での市民栄誉賞表彰の様子です。