孫文や孫文の妻、宋慶齢にゆかりのある記念地や施設などが集う国際会議「第24回孫中山・宋慶齢記念地連席会議」が、11月9日から13日までシンガポールで開催され、荒尾市が初めて参加しました。
辛亥革命の指導者であった孫文が、革命への支援を求めるなど、様々な目的で足跡を残した世界の各地に孫文ゆかりの記念館があり、シンガポールには、孫文が過ごした屋敷が「孫中山南洋紀念館(晩晴園)」として保存活用され、関連資料とともに一般公開されています。
孫文が最初にシンガポールを訪れたきっかけは、なんと現地で拘束されていた宮崎滔天を救出するためだったのです。御存知でしたか?
本年2月に宮崎兄弟の生家施設が「孫中山南洋紀念館(晩晴園)」の訪問を受けたご縁もあって大歓迎を受けた荒尾市代表団は、各地の孫文記念館と交流を重ねました。また、「孫中山南洋紀念館(晩晴園)」からは、来年5月にシンガポールで開催予定の企画展「孫文と日本人たち(仮称)」に荒尾市の協力をお願いしたいとの依頼がありました。
今回の友好交流を契機として、宮崎滔天と孫文の友情をテーマに、世界各地の孫文記念館との相互交流を深めていきたいと考えています。
(注意)文中の「孫中山南洋紀念館(晩晴園)」については、施設の固有名詞であることから「記念館」ではなく「紀念館」との表記を使用しています。