お色直しした生家を是非ご覧ください!
宮崎兄弟の生家施設が開館してから22年が経ち、復元修理されていた生家も、だいぶ劣化していました。
特にかやぶき屋根は、当初からすると茅の量自体が減り、大雨などによる被害も懸念されていました。
そのため、荒尾市では今年度、ようやくかやぶき屋根のふき替え工事を行いました。
今年は雨や台風などが例年より多かったために、作業が難航するときもありましたが無事に終了しました!
真新しくふかれた茅の色は、日に照られると黄金色に見え、青空のなかに綺麗に映えています。
かやぶき屋根がほとんど見られなくなった今日では、「ヨシ」などの材料も少なくなり、屋根をつくり修復する技術を持つ人も少なくなっています。
そうした現状を考えると、今回のふき替え工事は、宮崎兄弟の生家という文化財を守り、次代に継承していくということに加え、かやぶき屋根という伝統やその技法を残すという意味でも、とても重要なものであったのではないでしょうか。
屋根のふき替え工事に伴い、宮崎兄弟の生家および庭園の見学・立ち入りをお断りしておりましたが、工事が終了しましたので、生家および庭園も見学いただけます。約2カ月間ご迷惑をおかけしましたが、文化財保護に御理解くださり、誠にありがとうございました。
今後、宮崎兄弟の生家では、企画展をはじめ、「第10回 音と光の祭典in宮崎兄弟の生家」(9月26日)やJRウォーク(10月3日)など、行事が目白押しです。
綺麗になった生家のかやぶき屋根をご覧に、是非宮崎兄弟の生家施設までお越しください