令和2年1月24日(金曜日)、宮崎兄弟の生家施設で毎年恒例の防火訓練を行いました。昨年10月、国の史跡であり世界文化遺産でもある首里城で火災が起き、日本全国に大きな衝撃を与えました。宮崎兄弟の生家の屋根はかやぶき屋根で大変燃えやすい材料であることから、今回の首里城火災のニュースは決して他人事ではないと強い危機感を感じました。
そこで、1月26日の第66回「文化財防火デー」に合わせ、防火訓練を行いました。今回は、宮崎兄弟資料館1階の事務室にある分電盤付近から出火したという想定で、初期消火・通報訓練・避難訓練・消火訓練を荒尾消防署の協力のもと実施しました。
施設職員が来館者を安全な場所へ誘導し、文化財(疑似)を運び出し、また消火栓を使って消火作業にあたるなど、本番さながらの訓練となりました。
消防署員の方からは、「地域も一緒になって、保存のための活動を」とのアドバイスをいただきました。これからも荒尾の宝である宮崎兄弟の生家施設を大事に守り、後世に伝えていくため、日頃から火災の予防に関する意識を高め、管理を行っていきたいと思います。