実在の業者名をかたり、消費者からお金を騙し取るなどの詐欺業者に関する相談が、全国の消費生活センターに寄せられており、被害拡大防止のため消費者庁より情報提供がありました。
1.株式会社U-NEXT(ユーネクスト)をかたり、有料動画の未払料金名目で金銭を騙し取る!
偽ユーネクストの手口
- SMS(ショートメッセージサービス)に、実際には未払料金がないにもかかわらず、『有料コンテンツ利用料の未払がある、今日中に支払わなければ裁判を起こす』などと告げる。
- SMSを見て連絡をしてきた消費者に、コンビニで大手通販サイトのギフトカードを購入してカード番号を連絡すよう求める。 (※カード番号さえ分かれば、当該通販サイトで使用することが可能になる)
- カード番号を連絡した消費者に、その後「別のサイトでも未払料金がある」といい、更に支払を求める。
消費者へのアドバイス
- 本物のユーネクストの動画配信サービスは、あらかじめ同社のウェブサイト等で決裁情報などを登録しなければ利用できない。登録したかどうか冷静になって思い出しましょう。
- 利用料金未納者への連絡にSMSを利用したり、ギフトカードの購入や、カード番号の連絡を求められたら、詐欺を疑いましょう。
- SMSに記載されてある連絡先に連絡をしないでください。個人情報が流出する恐れがあります。
- 正当な根拠のない請求には応じる必要はありません。
消費者庁より参考ファイル
2.ブラックロック・ジャパン株式会社をかたり、約2,900倍の為替レートでウズベキスタン通貨の購入を勧誘!
偽ブラックロックの勧誘の手口
- 偽ブラックロックの関係事業者(A社)が、過去に詐欺被害に遭った消費者に電話で、過去の詐欺被害金額を取り返す裁判への参加を持ちかける。
- その後A社は電話で、裁判では取り返せなくなったと告げ、消費者が偽ブラックロックから1,000スムの紙幣を1枚10万円で買えば、A社等がそれを2倍の値段で買い取ると持ちかける。
- 消費者が電話で注文すると、勧誘資料が郵送される。
- 偽ブラックロックは消費者に電話で、代金を個人宅に宅配便で送付するよう指示。消費者が現金を送付した後スムが送付されるが、A社等と連絡が取れなくなり、買取も行われない。
※日本国内の主要金融機関でスムの両替は行っておらず、売却は非常に困難。さらに、平成28年7月で1,000スム=34円であり、仮に売却できても大損です。
消費者へのアドバイス
- 偽ブラックロックから勧誘の資料が届いたり、高値の買取を持ちかけられても、決して応じないでください。
- 過去の詐欺被害が回復できると持ちかける事業者がいますが、詐欺被害の回復は非常に難しいものです。決して鵜呑みにしないようにしてください。
- 普段聞きなれない外国通貨については、取引を申し込む前に、最寄の金融機関等で為替レートや売却の可能性を必ず確認しましょう。
- 現金を宅配便で送付させようとする場合、詐欺を疑いましょう。
消費者庁より参考ファイル
おかしいなと思ったら、消費生活センターへ
場所:荒尾市役所1階 総合案内正面
電話番号:0968-63-1173
受付時間:午前10時から午後4時(午後0時から午後1時は除く)
休日:木曜日、土曜日、日曜日、祝日