全国の消費生活センターに「送られてきた荷物を指定された住所に転送するだけで報酬がもらえるというアルバイトをするために身分証明書を送ったところ、知らない間に自分の名義で携帯電話が契約されていた」という相談が複数件寄せられ始めております。
相談事例から見る手口
- SNSで友人から紹介されたり、いいアルバイトがあるというSNSの投稿を見たりして、消費者が相手に連絡を取る
- 相手から「電化製品・電子機器の入った荷物を指定の住所に送るだけ」「1回につき報酬が支払われる」「始めるためには身分証明書が必要」と説明され、身分証(運転免許証、健康保険証など)の画像データを送るよう指示される
- 相手が、消費者から送られた身分証の画像データを使い、消費者に成りすまし、携帯電話等の契約をする
- 消費者のもとに、「3」で契約された携帯電話等が入った荷物が届く。消費者は「中身を開封せずに指定の住所に送るように」と指示されており、荷物を発送し報酬を受け取る
※消費者は、自分名義の携帯電話が契約されていることや、その携帯電話等を転送していることを認識していません。
いいアルバイト?いえいえ、簡単に儲かる話はありません!
消費者は「荷受代行」「荷物転送」のアルバイトのつもりが、身分証明として提示した運転免許証や健康保険証などを利用され不正に携帯電話等の契約がされており、その携帯電話等が犯罪に使用される可能性もあります。
数千円の報酬を得ようと思って始めたことが、結果的には自己名義の携帯電話の使用料や解約料など、1契約につき数万円支払わなければならないこともあります。
消費生活センターに相談してください
「簡単に儲かる」という話には注意をし、身分証や銀行口座などの個人情報を安易に伝えないようにしましょう!おかしいな、しまったなと思ったときはすぐに「消費生活センター」にご相談ください。
場所
荒尾市役所1階 総合案内前(荒尾市宮内出目390番地)
電話番号
0968-63-1173
相談時間
午前10時から午後4時(午後0時から午後1時は休憩時間のため除く)
休日
木曜日、土曜日 日曜日 祝日