荒尾市権利擁護推進センター(成年後見制度の中核機関)
目的
本市では、認知症や障がいにより判断能力が不十分な方々が成年後見制度を適切に利用できる仕組みづくりを進めるとともに、市民が後見業務の新たな担い手として活動するための基盤を整備し、認知症や障がいがあっても住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすことができるよう、成年後見制度をはじめとした市民の権利擁護の推進を図るために、令和2年4月、荒尾市社協成年後見センターに委託して「荒尾市権利擁護推進センター」を開設しました。
成年後見制度とは・・・
認知症・知的障がい・精神障がいなどにより判断能力が不十分な方(以下「本人」という。)は不動産や預貯金などの財産を管理したり、身の回りの世話のために介護サービスや施設への入所契約を結んだりすることが困難な場合があります。また、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあうおそれもあります。
成年後見制度は、本人の権利を守る援助者(成年後見人等)を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度です。成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度があります。
法定後見制度
本人の判断能力が不十分になった後、家庭裁判所に申立てをすることによって成年後見人等が選ばれる制度です。本人の判断能力に応じて、「後見」、「保佐」、「補助」の3種類があります。
任意後見制度
本人に十分な判断能力があるうちに、判断能力が低下した場合には、あらかじめ本人が選んだ人に、本人の代わりにしてもらいたいことを契約で決めておく制度です。
備考 成年後見制度の詳しい内容や手続きについては、熊本家庭裁判所のホームページ(外部リンク)よりご確認いただけます。
荒尾市権利擁護推進センターの取組み
- 成年後見制度に関する相談
本人、親族・関係機関(医療機関、福祉施設、障がい施設、金融機関等)から成年後見制度に関する相談を受け付けます。 - 申立て手続きの支援
成年後見制度の利用が必要な市民に対して、手続きの説明や申立ての支援を行います。 - 成年後見制度の普及啓発
成年後見制度に関する広報活動や講習会等の開催を通じて、広く市民への普及啓発を行います。 - 市民後見人の養成及び支援
地域における権利擁護を市民参画で進めるため、市民後見人を養成し、後見活動を安定的に行うための支援を行います。 - 権利擁護に関わる関係機関との連絡調整
権利擁護支援に関わる相談機関、福祉事業者、関係機関・団体、NPO法人などと連携して、増加する高齢者・障がい者の多様な権利擁護支援ニーズへの社会的な取り組みを行います。
荒尾市権利擁護推進センター窓口のご案内
住所 | 郵便番号:864-0011 荒尾市下井手193番地
荒尾市社協成年後見センター (荒尾市社会福祉協議会内) |
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電話番号 | 0968-79-7018 |
ファックス | 0968-66-2994 |
メール | arao-koken@arao-shakyo.com |
相談時間 |
月曜日から金曜日 8時30分から17時15分 (休業日:土曜日、日曜日、祝日、12月30日から1月3日) |
関連ファイル
- 権利擁護推進センターチラシ<高齢者本人向け>(PDF 約701KB)
- 権利擁護推進センターチラシ<高齢者家族向け>(PDF 約699KB)
- 権利擁護推進センターチラシ<障がい者本人・家族向け>(PDF 約704KB)
備考 高齢者ご本人様向け、高齢者ご家族様向け、障がい者ご本人様・ご家族様向けに3種類のチラシを作成しています。