消防団とは、消防組織法に基づいて設置される非常備の消防組織です。「自らの地域は自ら守る」という使命感と郷土愛護の崇高な精神に基づき、地域の安全と安心を守るために、日々積極的に活動しています。
消防団と消防署の違い
消防団員は普段は別の職業などに従事しながら、火災、風水害、震災などの災害発生時には仕事を中断して速やかに職場や自宅から現場に駆け付けて消火活動や救助活動を行います。
消防署員は、消防業務を職業としている常勤の地方公務員であり、勤務先が消防本部、消防署になります。
消防団の仕事
消防団員は消防・防災に関する知識や技術を習得し、火災発生時における消火活動だけでなく、地震や風水害などの災害発生時における救助活動、警戒巡視、避難誘導、災害防ぎょ活動などに従事します。
主な待遇
- 消防団活動中に負傷した場合には、公務災害補償が受けられます。
- 消防団活動に必要な被服等が一式貸与されます。
- 各種共済制度(福祉共済、火災共済等)が利用できます。
- 消防団活動を通して功労、功績があった場合は、表彰されます。
団員の報酬・退職報奨金
消防団員には各報酬・手当が支給されます。
年額報酬
消防団員としての役務に対し、各階級ごとに年間一定の金額が報酬として支給されます。ただし、期間を通じて活動しなかった場合は支給されません。
階級種別 | 支給区分 | 支給金額 |
---|---|---|
団長 |
年額 |
104,000円 |
副団長 |
同上 |
84,000円 |
分団長、指導員 |
同上 |
58,000円 |
副分団長 |
同上 |
53,000円 |
部長 |
同上 |
48,000円 |
班長 |
同上 |
37,000円 |
団員 |
同上 |
36,500円 |
出動報酬
災害対応や訓練などの職務に従事した場合に出動報酬が支給されます。
種別 | 支給区分 | 支給金額 |
---|---|---|
災害、警戒等 |
1時間未満 |
1,000円 |
1時間以上2時間未満 |
2,000円 |
|
2時間以上4時間未満 |
4,000円 |
|
4時間以上8時間未満 |
8,000円 |
|
8時間以上(1時間につき) |
1,000円 |
|
訓練 |
1時間につき |
1,000円 |
広報活動、研修等 |
1回につき |
1,000円 |
※災害、警戒等のうち8時間以上従事した場合及び訓練に従事した場合において、1時間未満の端数が生じたときは、これを1時間に切り上げる。
退職報奨金
消防団員が、5年以上勤務し退団した場合には、その労苦に報いるため、その団員の在職年数や階級に応じて、支給されます。
なお、退職報償金は、消防団員の労苦に対する慰労金としての性格をもつもので、退職後の生活を保障するために支給される一般の退職金とは性格が全く違うものです。
例:団員の階級にあるもの…200,000円
消防団員の身分
非常勤特別職の地方公務員となります。
入団要件
- 荒尾市内に住んでいる、または勤務している人
- 年齢18歳以上で、心身ともに健康な人(男女は問いません)
消防団員募集中!
消防団は火災や風水害などの災害に対応するとともに、地域コミュニティの維持や振興にも大きな役割を果たしています。
しかしながら、近年におきましては、雇用形態の変化や転居による地元離れなどもあり、本市の消防団員数は減少傾向にあり、団員の確保は大きな課題となっています。
市民の安心・安全を守るため、また、荒尾市を災害から守るために、是非皆様のお力を貸してください。
荒尾市消防団に入団したい人や興味がある人は、お近くの消防団または荒尾市役所防災安全課までご連絡ください。