令和2年度から令和7年度を計画期間とする「第6次荒尾市総合計画」について、令和6年2月21日付けで改訂しました。
改訂版では、デジタル技術の浸透や発展による状況の変化等を踏まえ、デジタルの力を活用して、これまで以上に地方創生を加速化・深化させ、持続可能な社会づくりを目指していくこととします。
また、本市の出生数の大幅な減少を受け、少子化対策についても強化することとし、子どもがいる人もいない人も誰もが、子どもを通じて笑顔でいられる温かい荒尾市にしていけるよう、行政・民間・市民が一丸となって取り組んでいきます。
主な改訂箇所
1.将来像を再構築(P.52-53)
将来像
人がつながり幸せをつくる 快適未来都市 ~「暮らしたいまち日本一」を目指して~
近年、全国的な問題となっている少子化が、本市においても深刻化しており、将来結婚や出産を望む人々の希望を実現できるような社会環境づくりを進めていくことが求められます。今後は、特に少子化対策に重点を置くとともに、若者や子育て世代をはじめ市民や出身者などが、「荒尾に住んで良かった」「荒尾で暮らしてみたい」と思える魅力あるまちづくりを進めるため、将来像を再構築しました。
2.デジタル技術の取り組みに関すること
計画の目的(P.29)
デジタル田園都市国家構想総合戦略に基づき、総合計画を改訂し、引き続き、人口減少の抑制を目指し、デジタルを活用した発展的なまちづくりを展開していきます。
近年の動き(P.34)
先進技術の活用による取組として、モビリティやヘルスケア等、これまでのスマートシティに関する取組を記述しています。
各施策
【教育(P.67)】GIGAスクール構想の推進によるICT機器等の整備・活用により、能動的に学習に取り組める授業づくりを推進
【健康(P.70)】先進的なデジタル技術も活用しながら疾病の予防対策や早期発見・早期治療につなげる
【産業(P.75)】地場企業・産業のデジタル化を推進
【まちづくり(P.83)】AIオンデマンドタクシーや自動運転バスなどの新たなモビリティサービスによる公共交通の維持
3.少子化対策に関すること
重点戦略と推進指針(P.55)、第6次荒尾市総合計画の体系図(P.60)
横断的目標として、「こどももみんなも笑顔でいられるまちをつくる」を追加しています。横断的目標は、少子化ひいては人口減少の抑制に繋げるため、住まいや雇用などあらゆる分野の視点から少子化対策を意識した事業を検討、実施していくこととし、5つのプロジェクトを推進する上で共通目標として設定しました。
重点戦略「あらお未来プロジェクト」(P.62-63)
少子化対策の施策体系を記載しました。
4.その他に関すること
時点修正
有明医療センターの開院(P.33.71)、図書館のリニューアル(P.72)、TSMCの進出(P.75)、荒尾市ウェルネス拠点の整備・荒尾駅周辺の開発(P.82)、ゼロカーボンシティの推進(P.83)、雨水対策(P.85)
重点戦略の数値目標やKPIの目標値の変更
- 重点戦略2のKPI「市立図書館・中央公民館来館者数」(P.72)
- 重点戦略4の数値目標「あらおファンの人数」(P.79)
- 重点戦略5のKPI「荒尾市地球温暖化対策第5期実行計画に定める温室効果ガス排出量」(P.84)
- 重点戦略5のKPI「整備進捗率」(P.85)
計画の推進(P.86)
荒尾市DX推進計画との連携について記載しました。