2月5日から市長三期目をスタートさせていただきました。今後4年間のまちづくりの目標を「あらお新時代!『暮らしたいまち 日本一』へ躍進」と定め、次の3つの基本戦略を掲げています。
基本戦略
- 荒尾駅周辺と緑ケ丘地区を中心拠点として、それらと市内全域とを公共交通で結ぶネットワークの形成
- 誰もが世代に関係なく、より便利で、快適に暮らせる全世代型デジタル社会及び「スマートシティ」の実現
- 地球環境にやさしい「ゼロカーボンシティ」の推進
この戦略を踏まえながら、市総合計画「あらお未来プロジェクト」を構成する5つの柱に基づき、令和7年度当初予算を編成しました。
令和7年度の主な取り組み
横断的目標「こどももみんなも笑顔でいられるまちをつくる」の少子化対策として特に重点的に取り組むもの
- 妊産婦・子育て世帯向けオンライン医療相談アプリの導入
- 第2子以降の保育料無償化(所得制限なし)
- 不妊治療への助成(治療費が高額となる特定不妊治療も対象)
- 若者が気軽に出会える交流の場づくり
- タブレット端末を活用した児童見守りサービスの導入
「あらお未来プロジェクト」を構成する5つの柱(主な施策)
1.切れ目のない充実した子育て環境をつくる
- 市内で活動している子ども食堂への運営支援
- 小中学校トイレ洋式化の推進
- 休日の中学校部活動の地域移行に向けた部活動総括コーディネーターの配置
2. 誰もがつながりを持ち、健康でいきいきとした暮らしをつくる
- 血液検査や健診結果予測シミュレーションに基づく疾病発症リスクが高い人への保健指導の実施
- 本市と大牟田市の市民が、両市の受託医療機関で子宮頸がん・乳がん検診や国民健康保険の特定健診などを受診できる体制の強化
- 障がい者やその家族向けの基幹相談支援センターを有明圏域2市4町共同で設置
3. 雇用の確保と所得の向上で安定した暮らしをつくる
- 「あらお海陽スマートタウン」へ宿泊施設など多様な民間企業の誘致
- 「道の駅」開業を見据えた種子・苗や農業用機械等購入への助成
- 安定した養殖体制など荒尾かきの本格販売に向けた支援
4. あらおファンを増やすとともに、移住しやすい環境をつくる
- 地域活性化起業人による「ぎゃんすき!あらおちゃん」(市公式メディア)を通じた情報発信等の強化
- 万田坑世界文化遺産登録10周年記念イベントの開催
5. 先進的で持続可能なまちをつくる
- エレベーター設置を含むバリアフリー化・利便性向上に係る荒尾駅改修の基本計画の策定
- 全世代型デジタル社会に向けた高齢者スマートフォン教室の開催
- 市役所・市民サービスセンター等をつなぐ遠隔窓口システムの導入
令和7年度も以上のような施策を着実に進め、市民の皆さまに荒尾に住んで良かったと幸せを実感していただける「暮らしたいまち 日本一」を目指してまいります。
荒尾市長 浅田 敏彦
(写真)3月27日(木曜日)熊本市との「熊本連携中枢都市圏形成連携協約」締結式(熊本市役所)。市民の皆さんが熊本市立図書館を利用できるなど、幅広い分野で生活の質の向上につながるような連携に取り組みます。