新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向け、熊本県では12月3日から本日までの2週間を集中対策期間とし、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしてきたところです。
しかしながら、県内における感染者は拡大傾向のままであり、これから人の移動が集中する年末年始を迎え、感染がさらに拡大する可能性があるため、県では、感染拡大防止に向けた集中対策期間を、来年1月11日まで延長するとの決定がなされました。
荒尾市においては、11月21日以降、約1か月感染者は確認されておりませんが、近隣市町での感染確認、県下全域で家庭内感染等が確認されている状況であり、引き続き最大限の警戒が必要な状況と考えます。
現在、熊本県のリスクレベルは、最高の警戒を要する「レベル5厳戒警報」です。
市民の皆様におかれましては、引き続き「感染防止の集中対策」の徹底をお願いするとともに、年末年始にあたって、以下の対策の徹底も加えてお願いします。
(1)基本的な感染防止対策
- 最も大切な3つの対策(マスク着用、手洗い、有症時の受診)の徹底
- 感染リスクが高まる「5つの場面」における感染防止対策の徹底
- 事業所内感染、家庭内感染を防ぐため、ウイルスを持ち込まない感染防止対策
(2)移動・帰省
- 「三つの密」のある場所及び感染が流行している県外(ステージ3相当地域)への不要不急の移動の自粛
- 発熱等の症状がある場合は外出せず、すぐかかりつけ医等に電話し受診。特に高齢者等のハイリスク者においては徹底を。
- 感染が流行している県外に在住する親戚等に、年末年始は帰省を控えるよう呼びかけ。その他の地域在住の親戚等にも、帰省の時期を分散し、感染防止対策の徹底の呼びかけ
※ステージ3相当地域:大阪府、東京都、北海道、広島県、高知県、愛知県、神奈川県、京都府、埼玉県、兵庫県、沖縄県(11都道府県)
最後に、感染拡大防止のためには、市民の皆様一人一人が「感染しない」、「感染させない」よう注意していただくことが大切です。
市民の皆様には、大変厳しい年末年始となりますが、これ以上感染を拡大させないためにも、年末年始は静かに過ごしていただくようお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染しうる病気です。感染された方やそのご家族、また、医療従事者等に対する差別や偏見、誹謗中傷などは絶対にないようお願いいたします。
令和2年12月18日
荒尾市長 浅田敏彦