暮らしに役立つ情報、きちんと届いていますか? 必要な情報が不必要な多くの情報に埋もれてしまっていませんか?
荒尾市と特定国立研究開発法人理化学研究所は、そんなお悩みを解決するため、パーソナルAI(PAI)を活用した「分散マーケティング」の実験を9月から開始しており、参加者を募集しています。実験への参加方法は、スマートフォンに『Personary』アプリをインストールして市役所と友達登録で簡単に完了しますので、皆様のご協力をお願いします。
【登録方法等はこちら】
分散マーケティング(市民向け取説)202508272235 (PDF 3.47MB)
パーソナルAI(PAI)って何?
パーソナルAI(PAI)とは、一人ひとりのニーズに合わせて情報をカスタマイズしてくれるAIです。
PAIを組み込んだスマートフォンアプリ「Personary」であなたに適した情報だけを自動的にマッチングして表示することができます。PAIアプリは、あなた専属の秘書のように、色々なサービス・商品・イベント等を探し出してくるため、将来的には他のアプリをいくつもインストールしたりする必要はなくなります。
PAIアプリで暮らしがもっと便利に!
市内の様々な事業所や市役所が発信するメッセージ(広報や広告)がPAIアプリに配信されます。その情報と自分のパーソナルデータ(年齢・性別・住所・職業・家族構成・趣味嗜好などの個人情報を含むデータ)に合うものを照らし合わせて、本当に必要な情報だけを選別して表示されます。
受信する情報の量は一般のネット広告よりずっと少ないので、情報過多のストレスから解放され、必要な情報だけを受け取れるようになります。また、利用履歴やサービスの利用状況、アンケートの回答などのデータは、事業者に送られると同時にあなたのPAIアプリに蓄積されます。これにより、PAIアプリはあなたの好みをさらに学習してマッチングの精度を高めます。
【イメージ】
実験の目的
荒尾市では、パーソナルAIでいろいろな地域資源の活用を促進することにより、地域の産業を振興し、市民のくらしを豊かにすることを目指しています。
実験の結果次第では、実験後も継続して分散マーケティングを運用する予定です。
個人情報の安全性について
下図のように、各事業者が投稿したサービス提案を市役所または仲介事業者が集約して住民のPersonaryがそれをダウンロードし、PAIが利用者のパーソナルデータをスマホの外に出さずに活用してサービス提案を選別します。個人情報が本人の意図によらず他者に開示されることはありません。