荒尾干潟は結構面白い!
「荒尾干潟は日本有数の渡り鳥のオアシス」
荒尾干潟は、南北9.1キロメートル、東西最大幅3.2キロメートル、面積約1,656ヘクタールある単一の干潟としては国内有数の広さを誇ります。シギ・チドリ類が全国で2番目に多く渡来しており、地球を旅する渡り鳥の重要な中継地「渡り鳥のオアシス」になっています。
平成24年7月3日、荒尾干潟はラムサール条約に登録され、国際的に重要な湿地となりました。
詳しくは、荒尾干潟のシギ・チドリたちのページをご確認ください。
「マジャク」
マジャクは市の魚です。アナジャコの地方名でヤドカリの仲間です。習字用の筆を干潟の穴に入れると、敵と勘違いして押し上げて出て来るマジャクを捕まえるのが昔からの伝統的漁法です。難しいけれど面白い漁法です。毎年、マジャク釣り大会を開催し、県外からも多くの方が参加されます。見た目はゴツくても、てんぷらにしたり、ゆでたり、蒸したり、食味に優れています。
「足長ダコ」
足長ダコは干潟の中に穴を掘って潜んでいます。その穴を見つけ、3.40センチメートル鍬で掘り、見えてきた足長タコをわしづかみして捕ります。そのため、荒尾ではタコは「釣る」のではなく、「掘る」というのが一般的です。足の長さが1メートル近くのものもおり、食べれば非常にやわらかく美味。
さまざまな生物が生息する荒尾干潟
荒尾干潟は日本有数の渡り鳥飛来地。護岸から間近に見られるところは全国的に珍しい。
- シロチドリ 17.6センチメートル
- メダイチドリ 19.5センチメートル
- ダイゼン 29.5センチメートル
- チュウシャクシギ 42センチメートル
- キュウジョシギ 22センチメートル
- オオソリハシシギ 41センチメートル
荒尾市の魚マジャク…習字用の筆で釣ります
足長ダコ…穴を見つけ、手を突っ込み捕る
車エビや甲イカなど色々な魚介類が獲れます
漫画「クッキングパパ」の作者もマジャク釣り大会に参加され、そのときの様子も漫画に掲載されています。