男女共同参画社会の実現は、男性にとっても女性にとっても生きやすい社会を作ることであり、人口減少が大きな課題となっている中、将来にわたって持続可能で活力ある地域社会を構築するため行政が取り組むべき重要な課題となっています。
本市においても、男女共同参画推進のための計画である「荒尾市男女共同参画計画」をもとに施策を実施しています。
男女共同参画は幅広い分野において関わりを持つテーマになります。そのため、あらゆる分野にわたる荒尾市の施策に男女共同参画の視点を通し、横断的かつ総合的な取組みを行っています。
「第3次荒尾市男女共同参画計画(平成29年度から平成33年度)」に基づいて平成29年度に行った施策の実施状況について、以下のとおり報告します。
第3次荒尾市男女共同参画計画に掲げる指数項目の実績一覧(平成29年度成果指標)
それぞれの分野における具体的施策を総合的に実施することにより、平成33年度目標の達成を目指すデータです。(表中の33年度目標値は、第3次荒尾市男女共同参画計画策定当初における最終目標値です。)
重点目標 (1)あらゆる分野における女性の活躍推進
施策の基本方向1 政策・方針決定の場への女性の参画拡大
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度 実績 | 33年度目標 |
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1 | 各種審議会等委員への女性の登用拡大 | 市の審議会等の女性登用率 | 23.6% | 35.0% |
2 | 女性職員の能力開発と管理職への登用の推進 | 市の管理職(課長以上職員)に占める 女性職員の割合(市民病院を除く) | 5.9% | 15.0% |
3 | 女性職員の能力開発と管理職への登用の推進 | 市の課長補佐・係長の職にある職員に占める女性の割合(市民病院を除く) | 27.0% | 35.0% |
施策の基本方向2 就業・雇用の分野における男女共同参画の推進
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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4 | 職業能力開発と能力発揮への支援 | 市内事業所における管理職(係長相当職以上)に占める女性の割合 | 43.9% | 20.0% |
5 | 女性に対する就労支援 | 女性就労支援セミナー受講者の就労率 | 8.3% | 20.0% |
6 | 女性に対する就労支援 | 女性起業者数 | 5人 | 50人 |
<施策の基本方向3>農林水産業における男女共同参画の推進
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度実績 |
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7 | 農林水産分野における意思決定の場への女性の参画拡大 | 農業委員に占める女性の割合 | 2.0% | 14.0% |
8 | 農林水産分野における固定的性別役割分担意識の解消 | 女性認定農業者数 | 56人 | 60人 |
9 | 農林水産分野における就労環境改善の推進 | 家族経営協定締結農家数 | 16戸 | 20戸 |
10 | 農林水産分野における就労環境改善の推進 | 畜産ヘルパー制度利用率 | 24.3% | 25.0% |
重点目標(2)男女共同参画社会実現のための意識・社会基盤の改革
施策の基本方向1 性別による固定的な役割分担意識の是正
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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11 | 男女共同参画の意識啓発活動の推進 | まちづくりアンケートにおいて「荒尾市の男女共同参画社会に向けた取組が進んでいる」と回答した市民の割合 | 33.4% | 40.0% |
12 | 仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し | 3歳以下の子がいる家庭のうち、父親が育児に協力的である家庭の割合 | 59.8% | 80.0% |
施策の基本方向2 あらゆる学習の場での男女共同参画の意識づくり
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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13 | 男女共同参画を推進する教育・学習の推進 | 家庭教育に関する講座(保護者対象)の開催数 | 19回 | 13回 |
14 | 教職員の男女共同参画に関する意識啓発の推進 | 男女共同参画を教職員校内研修のテーマに採用した小中学校の割合 | 100% | 92.0% |
施策の基本方向3 子育て支援体制の充実
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
---|---|---|---|---|
15 | ニーズに応じた子育てサービス等の充実 | 保育所の利用待機児童数 | 45人 | 0人 |
16 | ニーズに応じた子育てサービス等の充実 | 放課後児童クラブの利用待機児童数 | 4人 | 0人 |
17 | ニーズに応じた子育てサービス等の充実 | 病児・病後児保育利用件数 | 2,215件 | 2,000件 |
18 | ニーズに応じた子育てサービス等の充実 | ファミリーサポートセンター利用件数 | 537件 | 700件 |
重点目標(3)安心・安全な暮らしの実現
施策の基本方向1 女性視点を反映した地域の防災上力向上
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
---|---|---|---|---|
19 | 防災分野における意思決定の場への女性の参画拡大 | 消防団に占める女性の割合 | 2.3% | 3.0% |
20 | 防災対策・避難所運営等への男女共同参画視点の取り入れ | 男女共同参画視点からの防災に関する講演・研修等の開催数 | 13件 | 20件 |
施策の基本方向2 生涯を通じた健康づくりへの支援
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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21 | 健康づくり意識の普及、啓発 | 地域巡回スポーツ教室の参加者数 | 484人 | 720人 |
22の1 | 女性の健康の包括的支援体制の充実 | 乳がん検診受検者率 | 16.6% | 50.0% |
22の2 | 女性の健康の包括的支援体制の充実 | 子宮頸がん検診受検者率 | 14.0% | 50.0% |
23 | 妊娠、出産に関する健康支援体制の充実 | 乳幼児健康診査受検者 | 96.8% | 97.0% |
24 | 妊娠、出産に関する健康支援体制の充実 | 母親学級参加率 | 62.9% | 80.0% |
25 | 妊娠、出産に関する健康支援体制の充実 | 母子保健推進員数 | 6人 | 15人 |
施策の基本方向3 男女間におけるあらゆる暴力の根絶
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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26 | あらゆる暴力の根絶にむけての啓発活動の推進 | 防犯パトロール回数 | 2,150回 | 2,500回 |
27 | あらゆる暴力被害者への相談体制及びカウンセリング等の充実 | DVの相談機関の認知度(男女共同参画に関する市民意識調査より抜粋。次回は平成32年度) | - | 100% |
施策の基本方向4 安心して暮らせる環境整備
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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28 | 高齢者の介護等への支援 | 認知症サポーター数 | 8,589人 | 10,010人 |
29 | 障がい者が安心して暮らせる環境の整備 | 日中一時支援事業利用者数 | 53人 | 85人 |
重点目標(4)推進体制の充実・連携強化
施策の基本方向1 市の推進体制の充実
番号 | 具体的施策 | 成果指標 | 29年度実績 | 33年度目標 |
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30 | 男女共同参画に関する市職員の意識啓発の推進 | 男女共同参画職員研修アンケートにおいて「男女共同参画について理解が深まった」と回答した割合 | 84.4% | 100% |
31 | 男女共同参画に関する市職員の意識啓発の推進 | 市の男性職員の育児休業取得率 | 10.0% | 5.0% |
第3次荒尾市男女共同参画計画に伴う施策の平成29年度実績報告書