男性にとっての男女共同参画
「男女共同参画」という言葉を聞くと、多くの方が「女性のためのもの」というイメージをもつかもしれません。でも、男性にとっても重要な問題と思います。
例えば、こんな経験はないでしょうか?
- 育児休暇をとりたくても「奥さんがいるのに何で君が?」と言われるのでとれない、とりづらい。
- 「男は弱音を吐くべきでない」との思いから、悩みごとを相談できずにいた。
「男性だから」という意識が、あなた個人にとっても、社会全体にとっても重荷になっていることがあるのではないでしょうか。
固定的性別役割分担意識について
「男は仕事・女は家庭」などのように、性別を理由として役割を分ける考え方のことを「固定的性別役割分担意識」と呼びます。女性が固定的性別役割分担意識によって社会進出を阻まれてきた、ということはよく言われていますが、男性も、「男は仕事」、「男は強くなければならない」など、性別による役割の固定化を受けてきたと言えます。
男性にとっても暮らしやすい社会を
男女共同参画社会とは、男性だから、女性だから、ということではなく、ともにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い、個性と能力を発揮することができる社会です。
男性自身の、男性に関する「固定的性別役割分担意識」を解消できれば、男性がより暮らしやすくなる社会を築いていけるのではないでしょうか。