12月7日、2019荒尾市人権フェスティバルを多くの皆さんのご来場をいただき開催しました。「人権の世紀」といわれる21世紀を迎えた今日、一人ひとりの人権を尊重し、部落問題をはじめとするあらゆる人権問題を市民とともに考え、「心の温もり」のあるまち荒尾をつくることを目的とした開催でした。
まず、オープニングは、幼保連携型・認定こども園みやじま幼稚園の子どもたちです。手話を交えた歌で開会行事に花を添えました。第一部の子ども達からのメッセージでは、万田小学校・八幡小学校・荒尾海陽中学校の児童・生徒が人権について学習した成果を発表したり、周囲の人や郷土への思いなどを発表したりしました。
第二部の人権講演会では、昨年に引き続き講師の福永宅司さんが「もも子」と題し、命の尊さ・生きるということについて実話を一人芝居で表現。フィナーレでは、桜ゆりかご会・NPO法人花梨の家「わがんせ」の各出演者たちが歌とダンスを披露し会場を沸かせました。
その他、市内の小学校・中学校・高等学校・支援学校や幼稚園・保育園・認定こども園・福祉関係施設などから絵画、標語、習字などの作品の出展がありました。
概要
主催
荒尾市人権フェスティバル実行委員会・荒尾市・荒尾市教育委員会
協賛
くまもと県北人権啓発活動地域ネットワーク協議会
開催日時
令和元年12月7日(土曜日) 9時00分から13時20分まで
場所
荒尾総合文化センター
参加者数
約1,000人
会場の様子
オープニング発表
幼保連携型 認定こども園 みやじま幼稚園「手話」
ステージ発表(意見発表)
万田小学校「万田坑が教えてくれたもの」
八幡小学校 「やさしの花がいっぱい」
荒尾海陽中学校「未来の子」
参加された皆さんのご意見やご感想(アンケートより)
- 万田小の発表・子どもたちが万田坑についてよく学んで一生懸命演じている姿に心を動かされました。八幡小の発表も1、2年生の子どもが元気よく発表していて、観ていて楽しかったです。荒尾海陽中の発表、とても頼もしく思えました。「もも子」は命の大切さを改めて感じさせられました。
- 発表も展示もよく考え工夫されていたすばらしい内容でした。参加して改めて人権の大切さを知りました。啓発者の一人としてしっかり生きていきたいと思います。
- 昨今、人権というものが粗末に扱われがちな現状にある中で、このような取り組みは続けて欲しいと思いました。
- 大人でもなかなか人権について考えないことがある。小さい時から当たり前に人権について語っていくことの大切さを感じた。
- 2年続けての福永さんの一人芝居でしたが、とても良かったです。涙してしまいました。
- 私たちはあまり今まで無関心だったのだと痛感しました。これからももっと積極的に参加していきたいです。
アンケートの結果、今回の人権フェスティバルに対して、アンケートを出された全員が「大変満足した」、「まあ満足した」と回答されました。また、参加したことで「人権問題についての関心や理解は深まりましたか?」の質問に対しては、「大変深まった」、「やや深まった」と回答された人が99%という結果でした。