荒尾市史を活用した講演会を開催しました
令和2年2月8日(土曜日)、荒尾総合文化センター会議室1・2で第8回目となる荒尾市史講演会を開催しました。市内外から約70名が訪れ、先生たちの講演に熱心に聞き入っていました。
第1部では、「滔天が弄鬼斎と呼んだとんでもない男 一木斎太郎」と題し、大阪大学名誉教授の猪飼隆明先生に宮崎兄弟の親戚の一木斎太郎について語っていただきました。彼に関する当時の周囲の評価や彼自身の語りを手掛かりに、一木斎太郎の生涯とその思想に迫り、その魅力を伝えてもらいました。
続く第2部では、大牟田市三池カルタ・歴史資料館館長の梶原伸介先生により「三池炭鉱前史 江戸時代における荒尾・大牟田の石炭とその利用」と題し、日頃知ることのない江戸時代の石炭の歴史について講演いただきました。この時代の歴史が前提条件としてあったからこそ、近代以降の荒尾・大牟田の石炭産業が発展したということを学ぶ機会となりました。
荒尾市では、毎年、『荒尾市史』の一部をご紹介する講演会を無料で開催しております。どうぞ、来年度もご期待ください。