アナジャコ
干潟のそうじやさん
アナジャコって?
- 学名:Upogebia major (De Haan,1849)
- 分類:節足動物 甲殻網 真軟甲亜網 十脚目 異尾下目 アナジャコ科
- 分布:北海道から九州、朝鮮半島、台湾の内湾干潟に穴をほって生活
アナジャコのなかまは?
甲殻類
十脚類:エビのなかま
かにのなかま
イセエビ・ザリガニのなかま
ヤドカリ・アナジャコのなかま
棘エビ類:シャコのなかま
見た目は似てるけどシャコとは別のなかまなんだ。
アナジャコのたんじょう
- 12月:卵
- 4月:卵から出てきたゾエア幼生(浮遊生活)
- 10日後:ボストラーバ(干潟で生活)
12月に生まれた卵は4月までお母さんのお腹の足にくっついてるんだ。4月になると大人と同じ生活をするようになるぞ。
アナジャコの成長
年 | 体の大きさ |
---|---|
0才(11から12月頃産卵) | 約1センチメートル(3から4月頃ふ化、干潟の上で生活をはじめる) |
1才 | 約5センチメートル |
2才 | 約7センチメートル |
3才 | 約10センチメートル |
シャクつりでとれる大きさになるまで、2年から3年かかるんだ。
アナジャコの家
アナジャコのいえはローマ字のYのかたちをしているんだ。
入り口はせまいぞ。敵やごみが入ってこないようになっているんだ。
- とおり道2から3センチメートル
- ふかさ1から2メートル
アナジャコの食事
アナジャコは泥の中にあるえいよう分を食べる、干潟のそうじやなんだ。
おなかの足を動かして穴の中に水の流れをつくるんだ。水と一緒にえさが入ってくるぞ。
アナジャコのつかまえ方(シャクつり)
くまもとでは筆を使ってアナジャコをつかまえているよ。
どうして筆でつれるの?
巣穴の中に入ってきた敵やゴミを外に押し出す性質を利用しているんだ。