文化財防火デー(1月26日)に合わせ、防火訓練をおこないました
1月26日は文化財防火デーなのですが、みなさんご存じですか?
これは、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損した事件をきっかけに、文化財を火災などの災害から保護するという意識の高揚を図るため制定されたのが、文化財防火デーなのです。
熊本県の指定史跡である当宮崎兄弟の生家施設では、毎年、文化財防火デーに合わせ防火訓練を実施しています。
約180年前に建てられたと伝わる生家の母屋は、当施設がオープンした平成5年に、宮崎兄弟が生きた明治時代の姿に戻す為の修復工事が完了し、現在では、時が止まったかのような空気をまとっています。
また、宮崎兄弟資料館には、宮崎兄弟の思想や活動を伝えるさまざまな貴重な史資料が保存されており、これらの文化財は一度なくなってしまえば二度と戻らない、私たちと歴史をつないでくれるとても大切なものです。
今回の訓練では、初期消火や通報・避難訓練をおこないましたが、訓練に参加することで、文化財に携わる者としての意識だけでなく、「火災にとどまらない様々な災害から文化財を守り、後世に残していけるように」という思いを改めて強くしました。
これからも、荒尾の宝、宮崎兄弟の生家施設を大事に守っていきたいと思います!