今年も宮崎兄弟の生家で「夏休み子ども教室」を開催しました!
夏休みを利用して宮崎兄弟について勉強する「夏休み子ども教室」の今年の開催は、地元の子どもたちが俳句に親しむために宮崎兄弟の生家で毎年開催されている「夏休み少年少女俳句教室」(荒尾市俳句協会主催)といっしょに開催しました。
宮崎兄弟について勉強してもらって俳句に活かして貰えればと思い、少年少女俳句教室に組み込んでもらったものです。
俳句協会の会長さんいわく、
「生家は季語に溢れていて子どもたちが俳句を詠むのにとても素敵な場所」
だそうです。
まずは宮崎兄弟について理解するために、紙芝居「宮崎兄弟ものがたり」からスタート!!
紙芝居を見た子どもたちに聞いたところ
「小学校では総合学習の時間で勉強したり資料館見学に来るけど、紙芝居を見て良く解りました」
とのこと。
中には、昨年の連続ドラマ「花子とアン」をきっかけにして、良く理解している子もいました。
紙芝居のあとは、資料館を見学!
宮崎兄弟にまつわる資料を興味深く見学してもらえたのではないでしょうか。
子どもたちにはクイズにも挑戦してもらい、みんなしっかり正解しました!
(今度はもっと難しくしようかな)
今年は生家の茅葺屋根の葺替工事もあり、生家で俳句を詠めたのは1~3回目の教室だけとなってしまいましたが、
子どもたちはそれぞれに今回の子ども教室・俳句教室から「何か」を感じ取ってくれたようでした。
五七五の中に込められた意味…子どもたちの作品をみて、はっと気づかせられることがたくさんありました。
子どもたちの作品を紹介させていただきます。
- せんぷうき ぐるぐるまわる 風あたる (荒尾第一小2年 栗山菜緒)
- ほしまつり 日本語話す 中ごく人 (荒尾第一小2年 田中陸翔)
- 試合中 せみの鳴き声 きこえてる (荒尾第一小6年 栗山透真)
- かやぶきの やねにはえている なつのこけ (平井小2年 石橋正教)
- あまがえる とくぎはやっぱり 平泳ぎ (府本小4年 井上桃羽)
- おにごっこ とんぼがとんぼ つかまえた (府本小4年 古閑花音)
- 黒とかげ 石にかくれて しまいけり (府本小4年 硯川天海)
- 夏の蝶 暑くて地面を 飛んでいる (府本小5年 比屋根好美)
- 蜘蛛の糸 太陽ピカリ 光ってる (府本小6年 木下夏鈴)
- 夕焼の まっかに雲仙 そめている (府本小6年 井元若菜)
- 夕方の 雨があがると 円のにじ (府本小6年 井上怜紗)
- 夏の蝶 ゆらりゆらりと どこへ行く (府本小6年 荒尾舞)
- とうてんきょ 木より大きい 入道雲 (中央小4年 井原美沙希)
- 夏の朝 太陽まぶしく 目がさめる (中央小4年 池末藍香)
- 孫文の かけじくのもと 夏の朝 (荒尾清里小4年 米井千織)
- ふうりんの すーっとひびく すずしい音 (長洲清里小5年 馬渕実幸)
- せみなくよ 大きな声で げんきよく (大牟田玉川小3年 中島寿人)
- 朝の草 天道虫が ぬれていた (大牟田玉川小6年 中島遥)
- かやぶきの やりかえ足場 せみしぐれ (海陽中2年 田中誘一)
- 真っ青や 雲一つない 夏の空 (海陽中2年 北原小太郎)
- 朝早く 窓を開けたら せみ時雨 (荒尾四中1年 彌永愛美)
- 川遊び とびこみ鼻に 水入る (荒尾四中2年 荒尾さち)
- 休けいの ジュースの水滴 道に落つ (荒尾四中3年 荒尾あみ)
「宮崎兄弟についてもっと知りたくなった」「楽しかった」との子どもたちの感想!
今後も、次代を担う子どもたちに、宮崎兄弟について知ってもらい、そこから何か学び取ってくれる機会を積極的につくっていきたいと思います。