「友情の梅」開花
宮崎滔天と孫文の友情を今に伝える「友情の梅」が今年も開花しました。
今年は昨年より1週間ほど遅く、例年並みの開花となりました。多くの蕾が膨らんでおり、これから暖かい日が続けば次々と開花すると予想されます。今年の見ごろは、2月中旬頃となりそうです。
「友情の梅」と呼ばれるこの木は、大正2年(1913年)に孫文が辛亥革命成功のお礼のために荒尾を再訪した際に撮られた写真に写る梅と伝わっており、樹齢250年から300年の白梅です。(※二枚目の写真背景に写っている梅の木です。)
宮崎家の遠祖は菅原道真公と言われており、宮崎家の先祖が太宰府天満宮から移し植えたものと伝わっています。
昔は「花見」と言えば梅だった!?
現代では「花見」と言えば桜が当たり前ですが、江戸時代の通人にとっての花見と言えば、梅の花だったとか。盆栽や庭木、切り花として鑑賞され、現在ある300種類以上の梅の多くが江戸時代に作られたそうです。
二月の別名は「梅見月」というほどで、一説には梅の花見は奈良時代頃にはあったと考えられています。
生家の庭には無料でご入場いただけますので、今年の花見は梅をご覧になってはいかがでしょうか。
※ご入場の際にはマスクの着用など、新型コロナウイルス感染拡大防止へのご協力をよろしくお願いします。