第49回荒尾市民文化祭 文芸展に、242作品(応募者数93名)の応募がありました。応募いただいた皆様、ありがとうございました。
その中から見事入賞された受賞者の皆様と、受賞作品をご紹介いたします。
令和6年度文芸展作品集(HP掲載用) (PDF 485KB)
短歌の部
選評 田中 滋子
賞 | 氏名 | 受賞作品 |
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市長賞 | 中山 和 | 枯れかけた向日葵吾と重ね見るまだまだ翔べる翼背にあり |
議長賞 | 下津 晃 | 仲秋の夕暮れ迫る散歩道無理はするなとコスモス揺れる |
教育長賞 | 中小路 麦生 | 外にいでてやよいのそらのかぜさむしころがりており微糖ジョージア |
熊本日日新聞社賞 | 石橋 和枝 | この夜半名月見たるや看護師の息子は今宵夜勤中なり |
文化協会会長賞 | 坂本 裕子 | みどりなる蟷螂一つ葉にとまり水まく我に斧ふり上げる |
狂句の部
選評 岡村 ゆき子
笠 「次から次」、「ホッとして」
賞 | 氏名 | 受賞作品 |
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市長賞 | 横尾 節子 | 次から次物価値上げで火の車 |
議長賞 | 西川 としお | ホッとして納骨すませ寢こました |
教育長賞 | 西村 安子 | ホッとして今夜は飲める「異常なし」 |
熊本日日新聞社賞 | 横尾 節子 | 次から次あの手この手で詐欺続く |
文化協会会長賞 | 谷口 英絵也 | 次から次荒尾の宝海の幸 |
川柳の部
選評 松村 華菜
課題 「 生きる 」
賞 | 氏名 | 受賞作品 |
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市長賞 | 太田 清美 | 産声が生きる喜び高らかに |
議長賞 | 松尾 末子 | 幸せのしずく集めて白寿まで |
教育長賞 | 中山 和 | まだ飛べる翼つくろい生きる八十 |
熊本日日新聞社賞 | 岸本 瞳 | わたくしらしく命を返すその日まで |
文化協会会長賞 | 田中 悦子 | まだ生きる嚥下予防の歌ひとつ |
俳句の部
選評 荒尾 かのこ
賞 | 氏名 | 受賞作品 |
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市長賞 | 坂口 三千代 | 片仮名で覚えし我が名終戦忌 |
議長賞 | 坂田 靖志 | 梨の花眩しき道を里帰り |
教育長賞 | 白浜 ゆき | 立秋の文字よりそよぐ風ほのか |
熊本日日新聞社賞 | 西村 安子 | 省略の多き人生今朝の秋 |
文化協会会長賞 | 下津 晃 | 夏の蝶息をひそめて接写する |
少年少女俳句の部
選評 德山 直子
賞 | 氏名 | 受賞作品 |
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ゴールド賞 | 下川 桜 | 夕やけの空まっかっか雲まっか |
ゴールド賞 | 土山 璃紗 | 登校の私が写る水張り田 |
ゴールド賞 | 髙田 竜乃介 | マスカットキラキラ光る宝石だ |
ゴールド賞 | 清野 紗代 | ゲラゲラと笑う私の顔トマト |
ゴールド賞 | 荒尾 快晴 | 夕暮れがきれいと鳴くよ鷺の声 |
シルバー賞 | 石橋 理香子 | 友達とひまわり畑かくれんぼ |
シルバー賞 | 田中 貴徳 | 梅雨の朝草木がおどる音たてて |
シルバー賞 | 飯島 千夏 | 目覚ましの音を消したる夏の雨 |
シルバー賞 | 上田 早夏 | けいこくのせせらぎの音キャンプする |
シルバー賞 | 荒尾 恵恋 | 気づいたら目の前にもうかき氷 |
シルバー賞 | き戸 大花 | 十匹のほたるが光る川の上 |
シルバー賞 | 外山 日向 | 水たまり大きな雲とにじ写る |
シルバー賞 | 野田 璃乃 | 赤とんぼ池のまわりで会議中 |
シルバー賞 | 尾本 結奏 | 万田坑金魚の風鈴いい音色 |
シルバー賞 | 髙田 なつ | 見てるだけ心和やか秋夕日 |