近年、熊本地震をはじめ大規模自然災害の脅威が増している一方で、災害に対する社会の在り方によって、被害の程度や復旧・復興の状況が大きく異なっています。こうした中、大規模自然災害が発生しても、被害を最小限に抑え、迅速に復旧・復興できる強さとしなやかさを備えたまちづくりの実現のため、「荒尾市国土強靭化地域計画」を策定しました。
本計画は、国土強靭化を推進するうえでの目標を明確化したものであり、計画の策定にあたっては、本市の地理的特性や自然環境を踏まえたうえで、リスクシナリオを設定。その後、脆弱性の評価を行い、それに対する市の推進方針を案出しました。また、計画の進捗を客観的に把握するため、KPIを設定し、計画の終期である令和7年度までの達成目標を定めました。
計画の推進に当たっては、各施策の主管部署を軸として、国、県、民間事業者等との連携を図りつつ、全庁的に取り組むとともに、定期的な成果検証を重ね、PDCAサイクルによる持続的な改善を図ります。