荒尾市では地域防災力を高めるため、災害による被害を予防し、軽減するための活動を行う自主防災組織の活動を推進しています。
自主防災組織では災害時に地域や近隣の方が互いに協力し合うことができるように、避難訓練などの防災訓練が実施されています。
自主防災組織とは
自主防災組織は、「自分たちの地域は自分たちで守る」という共通認識のもと、地域の皆様が自主的に結成する組織であり、過去の大規模災害においても地域防災として大きな役割を果たしています。
自主防災活動を紹介します。
深瀬ケ丘団地防災訓練
主催:深瀬ケ丘区自主防災会
開催:平成25年5月26日(日曜日)午前10時
地震発生の想定で家屋倒壊と火災が発生し、地域住民が深瀬ケ丘公民館への避難の訓練を実施しました。公民館では避難者の受け入れ状況の把握のため、避難者リストを作成するとともに、災害時要援護者については地域役員が各家庭を巡回し安否確認を行いました。
また、地元消防団による広報巡回、消火訓練も行われ、地域住民の防災意識の高揚を図りました。
訓練のようす
避難所と設定した深瀬ケ丘公民館に多くの方が集まり訓練に参加しました。
普源寺区自主防災組織防災訓練
主催:普源寺区自主防災組織
開催:平成25年9月26日(木曜日)午前10時
地震発生を想定し、住民の避難訓練を実施しました。避難の呼びかけには公民館の放送設備や無線、地元消防団の広報を活用しました。また、独居家庭や介助の必要な方の安否確認や車椅子による避難の補助を行い、災害時の避難行動を確認しました。
避難訓練終了後は、井戸を使った飲料水の確保訓練や防災講話により災害時における役割と連携を確認しました。
訓練のようす
自主防災組織と地元消防団が避難経路の確認
みどり区防災訓練
主催:みどり区自主防災組織
開催:平成25年10月6日(日曜日)午前10時
みどり区では、水消火器による消火器の使い方、マンションに設置してある移動式粉末消火設備の説明を受け、また、避難のためにバルコニーの「隔て板」の対応訓練を実施し火災対策を習得しました。
荒尾消防署から訓練に参加があり、煙体験コーナーの設置や消防はしご車による救出訓練を実施しました。子どもから大人まで多くの住民が参加し火災防災を体験する1日となりました。
訓練のようす
消防署のはしご車によるマンションからの救出訓練
唐池区住民避難訓練
主催:唐池区たすけ合い会
開催:平成25年11月4日(月曜日・祝日)午前9時
大震災発生による家屋・民家の一部倒壊、ケガ人多数、民家より火災発生を想定し、公民館へ避難を行いました。消防団による広報活動を実施するとともに、公民館へ避難してきた住民による班の異常確認報告も実施されました。住民への避難の呼びかけには防災放送設備を活用しました。訓練終了後には、防災講話や消防署によるAED・心肺蘇生法の講習が行われ、災害に対する意識啓発を行い、役割と連携を確認しました。
訓練のようす
避難してこられた方から公民館前に設置した避難者受付名簿に記入します。