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ありあけ浄水場

2012年4月1日

荒尾市水道局(現在の荒尾市企業局)と大牟田市企業局が大牟田市臼井新町に共同で建設した「ありあけ浄水場」は平成24年4月1日に供用を開始し、市民の皆さんに新しい水をお届けしています。

「ありあけ浄水場」で浄水された水は、荒尾市、大牟田市へ送られ、荒尾市では一日最大7,200立方メートルの水が中央水源地において既存の井戸水とブレンドされて中央配水区域内約16,500世帯へ給水されます。

詳しい荒尾市給水区域については、以下のリンクを参照ください。

ありあけ浄水場の外観画像

 

施設概要

  • 施設名称:ありあけ浄水場
  • 所在地:大牟田市臼井新町1丁目36番地1
  • 1日に作る水の量:26,100立方メートル(荒尾市分は7,200立方メートル)
  • 処理方式:セラミック膜ろ過方式
  • 敷地面積:約23,500平方メートル

 

浄水場建設への背景

炭鉱と共に栄えた、荒尾市と大牟田市。両市には古くから三池炭鉱(現日本コークス工業)の専用水道が、社宅や周辺家屋にまで整備され、生活用水を給水していました。

市域内に2つの水道が存在することは、行政の運営上さまざまな不均衡が生じていました。そのため両市にとって水道の一元化に必要な水源の確保が長年の課題となっていました。

さらに、近年井戸水の塩水化などによる既存水源の水質変化も顕著となり、平成20年に菊池川の水利権を取得し、共同浄水場の建設へ踏み切りました。

 

先駆的な広域水道

荒尾市と大牟田市は生活圏を共有していますが、熊本県と福岡県との県境に位置しています。共同浄水場の建設への協議は難航を続けてきましたが、先駆的な取り組みとして、国や県からの支援を受け実現しました。これは日本初の取り組みとして全国から注目されています。

共同浄水場のメリットは、(1)建設コストの削減、(2)既存施設の有効活用、(3)職員の育成強化、(4)水の相互運用があげられます。特に(4)では災害発生時に両市で水を融通することが可能となります。

 

ありあけ浄水場の名称

このたび、浄水場の名称について、平成22年11月1日から1カ月間募集を行ったところ、56点(荒尾市21点、大牟田市35点)の応募をいただきました。ありがとうございました。

応募された名称の中から、荒尾市および大牟田市で最優秀賞1点を選考し、浄水場の名称を『ありあけ浄水場』に決定しました。

ありあけ浄水場には、「石炭のまち」であった荒尾市と大牟田市の「かけはし」となってほしいという作者の想いが込められており、県境を越えた広域的な事業にふさわしい名称になっています。また、短い響きがシンプルで分かりやすく、「ありあけ」とひらがなで表現することで、大人から子どもまで親しみやすくなります。

ありあけ浄水場は、四つ葉のクローバーをモチーフにしたシンボルマークを設定しています。四つ葉は『大牟田市』、『荒尾市』、『夢ある未来』、『豊かな大地・自然』を、クローバーの中心部は『ありあけ浄水場』を表しています。茎は、『水源となる菊池川から浄水場までの水の流れ』を表し、茎につながる下のラインは『水源となる菊池川』を表しています。

また、「協働・共生の水、明日へ」の言葉には、両市による共同事業、両市民の理解・協力を“協働”で表し、水づくりの源である豊かな大地、自然環境との調和を“共生”という言葉に託し、安全・安心・おいしい水を長期にわたり給水する意思を表現しています。

ありあけ浄水場シンボルマーク

ありあけ浄水場シンボルマーク画像

 

浄水場の特徴

  1. 水質の小さな変動にも即座に対応して安全で安定した水質を確保できます。
  2. 高低差を利用し、水を送ることで、電力量を最小限に抑えることができます。
  3. シンプルな施設なので、維持管理が容易であり、浄水池まで外気に触れない構造で安全性が高いです。
  4. 高い浄水能力をもった膜ろ過方式を採用し、耐久力もあります。
    維持管理は15年間の契約で、有明ウォーターマネジメントが請け負います。
アクセシビリティチェック済み

このページは荒尾市独自の基準に基づいたアクセシビリティチェックを実施しています。 › 「アクセシビリティチェック済みマーク」について

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