事業の趣旨
荒尾市では、第4次荒尾市総合計画において、将来像である「元気に 笑顔かがやく 快適都市」を実現するための基本的な取り組み方として、市民と行政が対等の関係のもとで、地域の課題解決や発展を目指して連携・協力していく「市民と行政の協働のまちづくり」を掲げました。
平成15年5月には、理念や基本方向をまとめた『協働のまちづくり推進指針』を策定し、そのモデル事業として、平成16年度から「地域元気づくり事業」に取り組んでいます。
事業の目的
できるだけ多くの人が参加して、地域の課題解決や地域資源を活かした身近なまちづくりを考え実践することで、地域の元気を創出するとともに、新しいコミュニティを構築し住民自治の拡大を図ります。
⇒「元気で力強い荒尾づくり」
事業の概要
おおむね小学校区ごとに市民によるまちづくり組織を設置し、住民の視点から地域のまちづくり計画“地域元気プラン”を策定します。これに基づく自主的なまちづくり活動に対し、行政が計画の策定から実施まで、情報の提供やアドバイス、補助金の交付などにより側面的な支援を行いました。
推進組織
基本的には、校区社会教育連絡協議会のもとに、地域元気プランの策定および実施の中心となる「地域元気づくり委員会(仮称)」が設置されています。委員会の人数は地域の実情に応じて地元で判断されています。
いろいろな考え方を反映するため、年齢・性別・分野・地区を考慮しながら、推薦・公募などにより意欲のある地域の人材が幅広く参加できるように配慮されています。
平成24年度に施行した「荒尾市協働の地域づくり推進条例」に基づき、地区協議会が各地区に設置されたことに伴い、一部の地域において「地区協議会」と「元気づくり委員会」の統合が進んでいます。現在は、「一小校区元気づくり委員会」「よかまち中央会」「有明元気づくり」「桜山げんきかい」の4団体が活動しています。
名称 | 委員長 | 設立 | 備考 |
---|---|---|---|
一小校区元気づくり委員会 | 仙波健宏 | 平成17年 | |
二小元気会 | ― | 平成16年 | 平成30年に「万田地区協議会」に統合 |
万田山いきいき町づくり会 | ― | 平成17年 | 平成24年に「万田地区協議会」に統合 |
井手川地区元気づくり会 | ― | 平成21年 | 平成27年に「井手川地区協議会」に統合 |
よかまち中央会 | 林田 光弘 | 平成19年 | |
みどりが丘元気かい | ― | 平成23年 |
平成29年に「緑ケ丘地区協議会」に統合 |
平井校区元気づくり委員会 | ― | 平成18年 | 平成28年に「平井地区協議会」に統合 |
府本校区いきいき小岱会 | ― | 平成16年 | 平成24年に「府本地区協議会」に統合 |
八幡元気づくり委員会 | ― | 平成18年 | 平成24年に「八幡地区協議会」に統合 |
有明げんきづくり | 塚本憲正 | 平成16年 | |
清里校区元気づくり委員会 | ― | 平成19年 | 平成25年に「清里地区協議会」に統合 |
桜山げんきかい | 久能健司 | 平成18年 |
事業内容
「市民が自ら行う事業」および「市民と行政が協力して行う(協働)事業、継続性がある事業、地域住民の意見を反映した事業を行います。次のような事業例があります。
- 地域資源マップの作成
- 高齢者のふれあい
- 子育て支援
- 安全・安心のまちづくり
- 新しい世代間交流イベント
- 伝統芸能、伝統文化の保存・伝承
- 環境美化、環境保全活動
- 花いっぱいの推進
- 手づくり公園の整備
行政支援:7年目(実働6年目)以降
- 地域元気づくりステップアップ事業の実施(地域活動の継続、組織の見直し)
- 今後も必要とされる活動や新たな活動を支援することで、更なる協働のまちづくりの定着化を目指します。(住民自治の拡充に向けた取り組みの支援)
- 地域活動団体との連携・統合による組織力の強化や、活動資金の確保を含む安定した活動が継続できる仕組みづくりを支援します。