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熱中症に気をつけましょう

公開日:2025年6月13日

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
令和6年度は5月から9月までの5か月間で、97,000人以上の方が熱中症で救急搬送されました。これは、平成20年の調査開始以来、最も多い搬送人数でした。また、搬送された方のうち、120人もの方が熱中症で命を落としています。
熱中症は誰もがなりうるものですが、早いうちから適切な予防行動を行うことで、重症化を防ぐことも可能です。

熱中症の症状

「めまい」「立ちくらみ」「筋肉のこむら返り」などの症状が現れ、症状がすすむと「頭痛」や「嘔吐」などの症状も現れます。最悪な場合、死に至ることもあります。

熱中症に特に注意が必要な時期

  • 5月の暑い日
  • 梅雨の晴れ間
  • 梅雨明け
  • お盆明け

全国の月別救急搬送件数は7,8月が多い傾向にありますが、昨年は6月でも全国で7,000人以上の方が救急搬送されています。

熱中症予防行動をとりましょう

こまめに水分・塩分を補給する

のどが渇く前にこまめに水分・塩分の補給をしましょう。1日あたり1.2リットルが目安です。
ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。

適切にエアコンを使う

熱中症発生場所で一番多いのは住居です。熱中症は室内でも夜でも発生しうるため、昼夜問わずエアコン等を使用して温度調節をしましょう。
寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。

丈夫な体をつくろう

バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

適度に汗をかいて、体を暑さに慣れさせましょう(暑熱順化)

体が暑さに慣れる(暑熱順化)すると、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃す熱放散がしやすくなります。
暑熱順化は、熱中症の予防にも繋がります。日常生活の中で無理のない範囲で汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。暑熱順化には個人差がありますが、数日から2週間程度かかります。余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

おすすめの内容

室内での運動:筋トレやストレッチ
入浴:シャワーだけで済まさず、湯船にお湯を張って入浴しましょう。

熱中症弱者の方への対応

特に、脱水状態にある人、こども(乳幼児)、高齢者、体に障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などは、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」に該当します。熱中症弱者の方々には、家族や周囲の人が見守りや声かけをしてください。

こども(乳幼児)の対策

  • 水分を多く含む食事(夏野菜や果物、みそ汁、ゼリーなど)や、定期的な水分補給を心がけましょう。
  • 熱のこもらない素材や色の服を選んだり、帽子などを身につけたりさせましょう。
  • 背が低かったり、ベビーカーの利用などで、大人よりも地面に近い環境で過ごすことが多く、地表からの熱の影響を受けやすくなります。こどもの高さの気温や湿度を気にかけましょう
  • 車内に置きざりにしないようにしましょう

また、こども家庭庁ホームページの「みんなで見守り『こどもの熱中症』を防ぎましょう!」(外部サイト)も参考にしてください。

高齢者の対策

  • 水分を多く含む食事(夏野菜や果物、みそ汁、ゼリーなど)や、定期的な水分補給を心がけましょう。
  • 部屋の温度をこまめに図る。
  • 季節外れの服は片付け、風通しの良い涼しい服装で過ごしましょう。
  • 家族や周囲の人は、「水分摂取の状況」や「エアコンの温度調節」について、気にかけてください。

また、厚生労働省が作成した下記のリーフレット「高齢者のための熱中症対策」も参考にしてください。

高齢者のための熱中症対策

熱中症が疑われる人を見つけたら

  • 涼しい場所へ移動させましょう                                                            エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させましょう。
  • 身体を冷やしましょう                                                            特首の周りや脇の下、足の付け根を冷やしましょう。
  • 水分補給をさせましょう

ただし、自力で水が飲めない、意識がない場合はためらわず救急車を呼びましょう!

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートをチェックする

  • 環境省は、熱中症の危険性に対する気づきを促す目的で、「熱中症警戒アラート」を発表しています。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
  • また、地球温暖化などの影響で、今後も極端な高温になるリスクが高まっていることから、令和6年度からさらに一段階上「熱中症特別警戒アラート」を新設しました。「過去に例のない広範囲な危険な暑さ」で、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある前日の昼過ぎに熱中症特別警戒アラートが発表されることになりました。

発表された情報は、テレビなどの他、下記URLの環境省のホームページなどを通じて発信されます。
環境省 熱中症予防情報サイト(外部サイト)

熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートが発表されたら

  • 室内でエアコン等を使用し、涼しい環境で過ごす。
  • こまめな休憩や水分補給・塩分補給を行う。(ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう)
  • 不要不急の外出は控える。
  • 涼しい環境以外では、原則運動を控える。

クーリングシェルターを活用しましょう

荒尾市では、熱中症特別警戒アラートが発令された場合、避難が可能な「クーリングシェルター指定施設」があります。発令時以外でも、施設の利用に支障がない範囲で、暑さをしのぐ場所として利用できます。

クーリングシェルター指定施設については、下記のページに掲載しています。
クーリングシェルターを指定しました(内部リンク)

職場における熱中症対策の義務化について

職場での熱中症対策については、事業者に対し

  1. 熱中症のおそれがある作業者を早期に発見するための体制整備
  2. 熱中症の重篤者を防止するための措置手順の作成
  3. これらの体制や手順の関係作業者への周知

を義務付ける労働安全衛生規則の一部を改正する省令が令和7年6月1日から施行されたことに伴い、職場における熱中症対策が義務化されました。
厚生労働省の「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報(外部サイト)」にて、詳しく掲載しております。
また、厚生労働省が作成した「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド(外部サイト)」も参考にしてください。

参考

厚生労働省

消防庁

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