40歳から74歳の人は、特定健診の対象者です。
「特定健診って何のこと?」と思ったあなたへ
特定健診とは、心疾患や脳血管疾患など、「生活習慣病」の発症リスクを高めるメタボリックシンドロームに着目した健診です。40歳から74歳の人を対象に、医療保険者が実施します。
「食べすぎ」や「飲みすぎ」、「運動不足」、「喫煙」、「睡眠不足」など、思い当たる習慣はありませんか。その何気ない習慣は、メタボリックシンドロームを発症する要因の1つになります。
また、そのリスクに気付かせてくれるのが、年に一度の「特定健診」です。
「不調を感じないし・・・」と思ったあなたへ
生活習慣病は、初期の段階では自覚症状がありません。
不調や痛みを感じた時にはすでに重症化していることが多く、定期的な健診が何より大切となります。
「お金をかけるのはイヤ!」と思ったあなたへ
病気の芽に気付かないで放置している間にも、病気は進行します。治療が必要になったり重症化してからでは、お金だけでなく通院にかかる多くの時間を費やすことになります。
生活習慣病にかかる一人当たりの医療費は、特定健診を「受けていない人」で41,606円、「受けている人」で7,486円と、受けていない人が、受けている人の約6倍多くかかることも分かっています。(令和5年度荒尾市国民健康保険加入者累計)
特定健診は、年に1回、無料または費用を一部負担するだけで受けることができます。(荒尾市国民健康保険に加入中の人の特定健診は無料または500円です。)
万が一病気が見つかっても、早期に発見できた分、治療費が抑えられるなど家計にやさしい健診です。
「2年から3年に一度受けていればいいでしょ?」と思ったあなたへ
体の状態は1年の間にも変化していきます。前年の健診結果で異常がなかったからといって「今年も大丈夫」という思い込みは禁物です。毎年の健診結果を把握し、経年的に変化をみることで、些細な変化にも気付きやすくなります。
健康な体を維持するために、年に1度は必ず受けましょう。
「通院中で定期的に検査をしているし、必要ない!」と思ったあなたへ
特定健診は、すでに治療を受けている人も対象です。治療のための検査と、特定健診で受ける検査とでは、内容が異なる場合があります。特定健診を受けることで、持病以外の思わぬ病気の兆候を見つけ出し、早期の対処に繋がることもあります。
主治医に相談の上、年に1度は「特定健診」として受診することが大切です。
「特定健診を受けたい!」と思ったあなたへ
特定健診は、各医療保険者が実施しています。社会保険に加入している人は、職場の担当者にお尋ねください。
荒尾市では、荒尾市国民健康保険に加入している人を対象に特定健診を実施しています。
荒尾市の特定健診に関する詳細は、『令和6年度特定健診のご案内』をご参照ください。
荒尾市国民健康保険に加入中の人が特定健診を受診するためには、荒尾市が発行する「受診券」が必要です。
集団健診の申込みをされていない人に、毎年4月下旬ごろに送付しています。
「受診券を失くした」など、再発行が必要な人は『荒尾市電子申請サービス「特定健康診査受診券再発行」』からお申込みください。
特定健診は、生活の資本となる『体のメンテナンスの機会』となります。
毎年の継続した健診受診が、あなたの健康への一助となることを願っています。