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ヒアリングフレイル®(聴覚機能の衰え)を予防しよう

公開日:2025年7月31日

ヒアリングフレイル®を知っていますか

ヒアリングフレイル®とは、聴覚の機能が低下することによって生じるコミュニケーションの問題や、QOLの低下などを含めた、身体の衰え(フレイル)の一つです。
「複数人との会話が聞き取りにくくなった」、「家族にテレビの音が大きくなった」など聞こえが気になることはありませんか?
聴力が低下すると、会話に消極的になったり活動範囲が狭まったりすることが、コミュニケーション不足につながり、認知症やうつ状態のリスクが高まります。

ヒアリングフレイルについて詳しくはヒアリングフレイル(ヒアリングフレール)|NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会ウェブページ(外部リンク)をご覧ください。

「ヒアリングフレイル®」は、NPO法人ユニバーサル・サウンドデザイン協会の登録商標です。 

難聴について

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「"Hear well, Enjoy life" 快聴で人生を楽しく」ウェブページ(外部リンク)より掲載

難聴とは? 聞こえにくい状態を「難聴」と言います。

 伝音でんおん難聴は手術で改善するケースもある
 伝音難聴は、外耳や中耳になんらかの障害があることで起こります。外耳道炎、急性中耳炎などでは一時的な症状である場合も多く、薬物投与などで改善することが多いです。
 一方、滲出性中耳炎、鼓膜穿孔(慢性中耳炎)や耳硬化症などでは手術で改善することもあります。治療が難しい場合でも補聴器を装用することで適切な音を内耳に届けられれば、問題なく聞こえることも多いです。耳鼻咽喉科を受診してください。
 
 感音かんおん難聴は補聴器を装用することが大切である
 感音難聴は、内耳、蝸牛神経、脳の障害によって起こります。急性に生じる突発性難聴などや慢性的に生じる騒音性難聴・加齢性難聴、生まれつきの先天性難聴などがあります。急性難聴は早期の薬物治療等で改善することもあります。また騒音性難聴は予防が重要になります。加齢性難聴などは現在は治療は困難ですが、補聴器で聞こえを補うことで、認知症予防、生活の質を改善させることができます。また、重度難聴の方には人工内耳手術を行うことで聞こえが戻る可能性があります。
 
 混合性こんごうせい難聴は症状に応じた治療を選択する
 混合性難聴は、伝音難聴と感音難聴の2つが合併した難聴です。伝音難聴と感音難聴のどちらの症状が強いかは個人差があるため、症状に応じて各種治療や補聴器などを使用します。

加齢性難聴の機序 聞こえづらいのは、「音を感知する細胞」の数が減るため

 加齢以外に特別な原因がないものを「加齢性難聴」と呼びます。
 加齢性難聴は音を感じる部位が障害される感音難聴です。主な原因は、加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることです。有毛細胞は、音を感知したり、増幅したりする役割がありますので、障害を受けると、音の情報をうまく脳に送ることができないのです。
 また、内耳の問題以外にも、内耳から脳へと音を伝える神経経路に障害が起きたり、脳の認知能力が低下することも影響している可能性があり、さまざまな原因が複数組み合わされて発生すると考えられています。
 
 としのせいだと決めつけないで。加齢以外の原因もあります。
 加齢性難聴はひと言でいえば、老化による聴覚機能の低下なので、残念ながら根本的な治療法はありません。大切なのは、できるだけ早期から補聴器などを使って、「聞こえ」を改善し、ことばを聞き分ける能力を最大限に発揮することなのです。また、単なる「加齢性難聴」ではなく、中耳炎などによる「伝音難聴」、騒音やウイルスなどによる「感音難聴」を発症していたり、難聴をさらに進行させていたりする事もあります。その場合は、投薬治療や手術などで治療できる可能性もありますので、「耳が聞こえづらいのは齢のせいだ」と決めつけずに、必ず耳鼻咽喉科医に診てもらうようにしましょう。

聞こえのチェックリスト&受診勧奨票

「聞こえが気になる……」という方は、下記チラシでチェックしてみましょう。

聞こえのチェックリスト&受診勧奨票 (PDF 491KB)

聞こえのチェックリスト.PNG

耳の聞こえが気になるときは

かかりつけ医または耳鼻科医師(補聴器相談医)への相談をおすすめします。

補聴器相談医とは、コミュニケーションの支障となっている難聴に有効な補聴器を適正に選んで使用できるように対応することを目的とした補聴器相談医制度に登録された医師です。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 補聴器診療が可能な補聴器相談医リストウェブページ(外部リンク)からお探しいただけます。

荒尾市、玉名市、大牟田市の補聴器相談医については、下記チラシをご参照ください。

聞こえのチェックリスト&受診勧奨票 (PDF 491KB)

補聴器相談医.PNG

 

聴覚低下の予防策

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「"Hear well, Enjoy life" 快聴で人生を楽しく」ウェブページ(外部リンク)より掲載

耳にやさしい生活を心がける

  • 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
  • 騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
  • 騒音下で仕事をしている方は、耳栓をする
  • 静かな場所で、耳を休ませる時間を作る

老化を遅らせるための生活習慣の見直し

  • 生活習慣病の管理、栄養バランスがとれた食事
  • 適度な運動
  • 規則正しい睡眠
  • 禁煙

早期発見、早期治療のために定期的に耳鼻咽喉科受診を!

  • 耳鼻咽喉科で、聞こえの検査
  • 早期に補聴器で、聞こえをサポート

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