小岱(しょうだい)山(やま)

小岱(しょうだい)山(やま)(しょうだいさん)

1211年(ねん)、中国(ちゅうごく)から帰っ(かえっ)てきたしゅんじょう律師(りっし)は、荒尾(あらお)の「筒(つつ)が岳(たけ)」が観音(かんのん)さまの霊場(れいじょう)といわれる中国(ちゅうごく)舟山(ふなやま)列島(れっとう)の「泰山(たいざん)」に似(に)ていることから、筒(つつ)が岳(たけ)に「小さな(ちいさな)岱山」という意味(いみ)で「小岱(しょうだい)山(やま)」という名(な)を付け(つけ)たと言わ(いわ)れています。これが「小岱(しょうだい)山(やま)」という名(な)の起こり(おこり)です。

また、しゅんじょう律師(りっし)は、岱山から持ち帰っ(もちかえっ)た観音(かんのん)さまの像(ぞう)を小岱(しょうだい)山(やま)の一つ(ひとつ)の峰(みね)に祀り(まつり)ました。その峰(みね)は「観音岳(かんのんだけ)」と呼ば(よば)れるようになりました。

しゅんじょう律師(りっし)の徳(とく)を慕っ(したっ)て中国(ちゅうごく)から飛来(ひらい)したと言わ(いわ)れる唐(とう)渡(わたり)岩(いわ)。この唐(とう)渡(わたり)岩(いわ)は小岱(しょうだい)山(やま)の観音岳(かんのんだけ)頂上(ちょうじょう)付近(ふきん)にあります。

小岱(しょうだい)山(やま)にある唐(とう)渡(わたり)岩(いわ)

梨(なし)畑(はたけ)から臨む(のぞむ)小岱(しょうだい)山(やま)

俊(しゅん)? (しゅんじょう)

1166年(ねん)

肥後(ひご)国(こく)網(もう)田(た)郡(ぐん)生まれ(うまれ)

1194年(ねん)

筒(つつ)ヶ嶽(たけ)正法寺(しょうほうじ)を創立(そうりつ)(荒尾(あらお)市(し)小岱(しょうだい)山(やま))

1199年(ねん)

中国(ちゅうごく)(宋(そう))に渡る(わたる)

1211年(ねん)

帰国(きこく)

1218年(ねん)

宇都宮(うつのみや)信房(のぶふさ)より仙遊(せんゆう)寺(てら)を寄進(きしん)され　寺(てら)名(めい)を「泉涌寺(せんにゅうじ)」と改める(あらためる)

1227年(ねん)

死去(しきょ)(62歳(さい))

1883年(ねん)

明治天皇(めいじてんのう)より「月輪(げつりん)大師(だいし)」の号(ごう)を贈ら(おくら)れる