NHK連続(れんぞく)テレビ小説(しょうせつ)「花子(はなこ)とアン」に宮崎(みやざき)龍介(りゅうすけ)が登場(とうじょう)しました!

4月(しがつ)にお伝え(おつたえ)してから早(はや)2カ月(かげつ)が経ち(たち)ましたが、NHK連(れん)ドラ「花子(はなこ)とアン」にようやく宮崎(みやざき)龍介(りゅうすけ)が登場(とうじょう)しました!

ドラマ中(ちゅう)では「宮本(みやもと)龍一(りゅういち)」という名(な)で登場(とうじょう)しており、昨日(きのう)の放送(ほうそう)では、主人公(しゅじんこう)・花子(はなこ)が東京(とうきょう)の出版(しゅっぱん)社(しゃ)で働く(はたらく)ために上京(じょうきょう)してきて立ち寄っ(たちよっ)た「カフェー」で、熱い(あつい)議論(ぎろん)を交わす(かわす)青年(せいねん)として出(で)てきました。

花子(はなこ)の妹(いもうと)・「かよ」は、「おとうみたい」と言っ(いっ)ていましたが、それは「龍一(りゅういち)」のモデル・龍介(りゅうすけ)自身(じしん)が、当時(とうじ)の大正(たいしょう)時代(じだい)にあって、大正(たいしょう)デモクラシーを推進(すいしん)したことで知ら(しら)れる吉野(よしの)作蔵(さくぞう)が顧問(こもん)の、東京帝大(とうきょうていだい)の弁論(べんろん)部(ぶ)に所属(しょぞく)するような人物(じんぶつ)であったことが関係(かんけい)しているでしょう。

※花子(はなこ)の父(ちち)・安東(あんどう)吉平(きちへい)は、行商(ぎょうしょう)をしていましたが、そのかたわらで「社会(しゃかい)主義(しゅぎ)」を広める(ひろめる)活動(かつどう)にもかかわっていました。

幼い(おさない)頃(ころ)から龍介(りゅうすけ)は、父(ちち)・宮崎(みやざき)滔天(とうてん)が中国(ちゅうごく)革命(かくめい)運動(うんどう)の支援(しえん)をしていたために、宮崎家(みやざきけ)に出入り(でいり)していた中国(ちゅうごく)革命(かくめい)の指導(しどう)者(しゃ)・孫文(そんぶん)や黄興(こうこう)とも交流(こうりゅう)していたといいます。

第一高等学校(だいちこうとうがっこう)から東京帝大(とうきょうていだい)の法科(ほうか)に進学(しんがく)した龍介(りゅうすけ)は、1918年(ねん)に赤松(あかまつ)克麿(かつまろ)(1894-1955)らと、社会(しゃかい)主義(しゅぎ)学生(がくせい)団体(だんたい)「新人(しんじん)会(かい)」の結成(けっせい)に携わる(たずさわる)など、急進(きゅうしん)的(てき)な青年(せいねん)でした。

はたして、これからドラマの中(なか)で「龍一(りゅういち)」はどのような人物(じんぶつ)として描か(えがか)れていくのでしょうか…?

そして「龍一(りゅういち)」と「蓮子(はすこ)」の恋(こい)模様(もよう)はどのように描か(えがか)れるのか、是非(ぜひ)ご注目(ちゅうもく)ください。

 ※龍介(りゅうすけ)については、宮崎(みやざき)兄弟(きょうだい)資料(しりょう)館(かん)の白蓮(びゃくれん)コーナーでも紹介(しょうかい)しておりますので、もっと知り(しり)たい方(ほう)は是非(ぜひ)当館(とうかん)にお越し(おこし)ください!

写真(しゃしん)は孫文(そんぶん)来(らい)荒(あら)(二(に)度目(どめ))の際(さい)に撮っ(とっ)た集合(しゅうごう)写真(しゃしん)に写る(うつる)、若き(わかき)龍介(りゅうすけ)