地域(ちいき)包括(ほうかつ)支援(しえん)センターとは

高齢(こうれい)者(しゃ)の生活(せいかつ)を総合(そうごう)的(てき)に支え(ささえ)ていくための拠点(きょてん)として、介護(かいご)、医療(いりょう)、福祉(ふくし)、健康(けんこう)など様々(さまざま)な面(めん)から総合(そうごう)的(てき)に支援(しえん)するために設け(もうけ)られました。ここでは、保健(ほけん)師(し)、社会(しゃかい)福祉(ふくし)士(し)、ケアマネジャー等(とう)が中心(ちゅうしん)となって、介護(かいご)予防(よぼう)に関する(にかんする)マネジメントをはじめ、様々(さまざま)な高齢(こうれい)者(しゃ)への総合(そうごう)的(てき)な支援(しえん)が行わ(おこなわ)れます。

地域(ちいき)包括(ほうかつ)支援(しえん)センターは、地域(ちいき)の高齢(こうれい)者(しゃ)の方(ほう)の心身(しんしん)の健康(けんこう)維持(いじ)、保健(ほけん)・福祉(ふくし)・医療(いりょう)の向上(こうじょう)と増進(ぞうしん)のために必要(ひつよう)な援助(えんじょ)、支援(しえん)を包括(ほうかつ)的(てき)に行う(おこなう)中核(ちゅうかく)機関(きかん)として位置づけ(いちづけ)られ、次(つぎ)の4つの基本(きほん)機能(きのう)を担っ(になっ)ています。

1.介護(かいご)予防(よぼう)マネジメント

介護(かいご)予防(よぼう)給付(きゅうふ)、介護(かいご)予防(よぼう)事業(じぎょう)のマネジメントを一体(いったい)的(てき)に実施(じっし)し、要(よう)介護(かいご)状態(じょうたい)となることの予防(よぼう)と要(よう)介護(かいご)状態(じょうたい)の悪化(あっか)予防(よぼう)を図り(はかり)ます。

2.総合(そうごう)的(てき)な相談(そうだん)・支援(しえん)

高齢(こうれい)者(しゃ)の方(ほう)などからの各種(かくしゅ)相談(そうだん)を幅広く(はばひろく)受付け(うけつけ)、横断(おうだん)的(てき)・多面(ためん)的(てき)支援(しえん)を行い(おこない)ます。相談(そうだん)内容(ないよう)に応じ(おうじ)て、行政(ぎょうせい)機関(きかん)、介護(かいご)サービス事業(じぎょう)者(しゃ)などの必要(ひつよう)な社会(しゃかい)支援(しえん)サービスや制度(せいど)が利用(りよう)できるよう支援(しえん)します。

3.権利(けんり)擁護(ようご)事業(じぎょう)

権利(けんり)擁護(ようご)の視点(してん)に基づき(もとづき)、高齢(こうれい)者(しゃ)の様々(さまざま)な権利(けんり)に関する(にかんする)問題(もんだい)に対応(たいおう)します。

• 金銭(きんせん)や財産(ざいさん)の管理(かんり)に不安(ふあん)があるときは、「地域(ちいき)福祉(ふくし)権利(けんり)擁護(ようご)事業(じぎょう)」や「成年(せいねん)後見(こうけん)制度(せいど)」を利用(りよう)するための支援(しえん)を行い(おこない)ます。
• 高齢(こうれい)者(しゃ)虐待(ぎゃくたい)に関する(にかんする)相談(そうだん)を受ける(うける)とともに、警察(けいさつ)など他(た)の機関(きかん)と協力(きょうりょく)・連携(れんけい)しながら、虐待(ぎゃくたい)の早期(そうき)発見(はっけん)・防止(ぼうし)に努め(つとめ)ます。
• 悪徳(あくとく)商法(しょうほう)や消費(しょうひ)者(しゃ)金融(きんゆう)などの消費(しょうひ)者(しゃ)被害(ひがい)に遭っ(あっ)たときは、警察(けいさつ)や消費(しょうひ)者(しゃ)センターにつなげます。

4.包括(ほうかつ)的(てき)・継続(けいぞく)的(てき)マネジメント

高齢(こうれい)者(しゃ)一人ひとり(ひとりひとり)の状態(じょうたい)の変化(へんか)に対応(たいおう)した長期(ちょうき)ケアマネジメントを後方(こうほう)支援(しえん)するため、ケアマネジャーの日常(にちじょう)的(てき)個別(こべつ)指導(しどう)・相談(そうだん)・助言(じょげん)やネットワーク構築(こうちく)にあたります。また、困難(こんなん)事例(じれい)に対する(にたいする)助言(じょげん)などを行い(おこない)ます。