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令和元年度荒尾市地球温暖化対策実行計画の取組結果について

公開日:2020年11月13日

 荒尾市では、平成12年に地球温暖化対策実行計画を策定し、令和元年度は第4期(平成27年度から令和元年度)実行計画のもと、市の事務・事業に伴って発生する温室効果ガス(注意1)の削減に取り組んでいます。本市自らが環境への負荷が少ない循環型社会の構築に積極的に取り組み、事業者及び市民の皆様に率先して、環境保全に配慮した行動をすることにしています。なお、指定管理者制度導入施設については対象としていません。

注意1:温室効果ガスとは
太陽光線によって暖められた地表面から放出される赤外線を吸収して大気を暖め、一部の熱を再吸収し、地表面の温度を高める効果を持つガスのことです。温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、及び六フッ化硫黄がありますが、主なものは二酸化炭素で本市でも約99パーセントを占めています。

1 温室効果ガス排出量について

表:温室効果ガス排出量について
取組項目 数値目標
温室効果ガス排出量の削減

平成23年度から25年度の平均値を基準とし、その温室効果ガス排出量10,309トンを令和元年度までは上回らないことを目標とします。評価は平成29年度から令和元年度の3年間の平均値で行います。

 令和元年度の温室効果ガス排出量は7,916トンでしたので、目標である10,309トンより2,393トン(23.2パーセント)の削減となり、目標を達成しました。施設の利用状況や気候など、取組以外の要因の影響も大きいと考えられますが、節電・節燃料や効率的な使用が削減につながり、取組の成果が見られます。

表:温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)の推移(トン)
年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
排出量実績 9,728 8,784 8,917 8,191 7,916
目標値 10,309 10,309 10,309 10,309 10,309

2,393トンの二酸化炭素の削減量は、約170,928本の杉の木が1年間に二酸化炭素を吸収する量に相当します。(環境省・林野庁:『地球温暖化防止のための緑の吸収源対策』より算出)

表:温室効果ガス排出量
項目 二酸化炭素換算排出量
温室効果ガス排出量(基準値) 10,308,548キログラム    

令和元年度排出量

7,915,649キログラム    
温室効果ガス削減量 2,392,899キログラム    
温室効果ガス削減割合 23.2パーセント    
表:電気・燃料の使用状況
種類 令和元年度実績 基準値

増減(基準年比)

温室効果ガス排出量

(二酸化炭素換算) 

電気

(キロワット)

11,844,737 12,776,720

-931,983

(-7.3パーセント) 

-2,076トン

 灯油

(リットル)

596,786 600,850

-4,064

(-0.7パーセント)

-9.8トン 

 A重油

(リットル)

6,434 106,923

-100,489

(-94.0パーセント)

-272.3トン

 LPG

(キログラム)

53,826 16,879

36,947

(218.9パーセント)

110.9トン

 ガソリン

(リットル)

34,154 39,339

-5,185

(-13.2パーセント)

-12.9トン

 軽油

(リットル)

14,944 23,496

-8,552

(-36.4パーセント)

 -21.9トン
  • 基準値と比較してLPGを除いて減少しており、温室効果ガス排出量は削減できています。
  • 電気は、節電の意識も高まり、市庁舎、水道処理施設、下水処理施設の使用料が基準値と比較して減少しています。その一方で、猛暑の影響により保育園施設で使用量が増加しています。
  • 灯油は、市庁舎及び市民病院で暖房用としての使用量が増加しています。
  • A重油は、下水処理施設における使用量が大幅に増加しています。
  • LPGは、ガスエンジンで駆動するGHP(ガスヒートポンプ)エアコンを小中学校に導入したことにより、大幅に増加しています。
  • ガソリン及び軽油については、主に公用車に使用する燃料ですが、エコカーの導入等により、使用量が減少しています。今後も燃費の向上を図るため、エコドライブの実践などに取り組みます。

2 分野別目標について

表:分野別目標について
分野別目標項目 第4期実行計画目標 令和元年度実績 
水道給水の有収水量率 90パーセント以上の維持

88.8パーセント

(未達成)

下水処理に係る単位

あたりの電気使用量

0.75キロワット以下の維持

0.69キロワット

(達成)

水道使用量

178千立方メートル

以下の維持

154千立方メートル

(達成)

用紙(A4サイズ換算)

使用量

7,648千枚以下の維持

8,115千枚

(未達成)

一般廃棄物量

  (市庁舎)

4.8トン以下の維持

5.9トン

(未達成)

備考 分野別目標とは、今後の事業拡大や管理の特殊性から、個別に取組目標を定めたものです。

  • 分野別目標の取組実績については、毎年数値の増減はありますが、概ね順調に削減できています。但し、市庁舎からの一般廃棄物排出量が増加していることから更なるリサイクルの推進を図っていきます。
  • 水道給水の有収水量率の向上をさせるため、今後も漏水対策を進めます。
  • 下水処理量は基準値比で2.9パーセント減少し、これに伴う電気使用量も減少しています。下水1トンを処理するのに使用する電気量は少なく、処理業務の効率化が図られています。
  • 用紙使用量は、基準値と比較して増加しました。今後、個人情報保護に留意した裏紙利用の促進、両面印刷の活用、可能な範囲での縮小印刷などに継続して取り組むとともに、ペーパーレス化の推進等、意識の向上を図ります。
  • 一般廃棄物量が近年増加傾向にあることから、リサイクルの取り組みを促進し、ごみの減量化に努めます。

3 今後の取組について

 実行計画策定後、第1期と比較すると第4期の目標はより厳しいものとなっていますが、温室効果ガス排出量については削減目標を達成する状況を継続しています。

 項目別にみても、全体的には基準値を達成していますが、施設ごとでみると使用量が増加している施設もあることから、施設の老朽化等を踏まえた上で燃料等の使用量増加の原因を調査し、設備等の効率的な利用を検討していきます。

 また、分野別目標である用紙使用量及び一般廃棄物排出量が基準年及び昨年度と比較して増加していることから、裏紙の適正な使用やごみの減量等の排出抑制について意識の向上を図ります。

 小中学校等への空調設備の導入や設備の更新等で前年度より使用量が上回っている項目についてはその適切な使用に努めるとともに、引き続き省資源、省エネルギーに向けた取組の定着を図り、温室効果ガス発生の抑制に努めてまいります。

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