荒尾市(以下「本市」という。)は、高齢化率36.23%と既に3人に1人以上が高齢者であり、2030年頃には75歳以上の人口がピークを迎えることが見込まれています。少子高齢化の進展に伴い、医療や介護の需要がますます増加することも見込まれ、健康で長生きできる仕組みづくりは大きな課題です。また、生活習慣に起因する疾患の医療給付費が特に高い傾向があり、生活習慣の改善による市民の健康寿命の延伸・健康格差の解消を実現することが求められています。
本市はこうした課題に対し、フォーネスライフ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:江川 尚人)及びNECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:石井 力)と健康で長生きできる社会の実現を目指した取組を官民連携で進めます。
具体的には、フォーネスライフ株式会社とNECソリューションイノベータ株式会社が提供する、デジタルヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス (FonesVisuas)(注釈2)」の仕組みを本市の保健・介護事業に導入することで、生活習慣の改善による市民の健康寿命の延伸や医療・介護給付費の増加抑制、本市の持続可能な財政経営を図ることを目指すものです。
注釈1 SomaLogic社のタンパク質解析技術を活用した検査は、日本国内ではフォーネスビジュアスが初めてかつ唯一です。
注釈2 フォーネスビジュアス検査は、少量の血液で、約7,000種類のタンパク質を一度に測定する技術を活用し、医療機関により実施されています。心筋梗塞や脳卒中、肺がんの疾患予測に加え、このたび、検査日から20年以内の認知症発症リスクを予測する検査項目が新たに追加されました。“今”と“将来”の健康状態、病気にかかるリスクを分かりやすく可視化し、提供します。さらに、保健師の資格を持つコンシェルジュによる生活習慣の改善メニュー提案や、専用アプリの提供により日々の取り組みをサポートします。詳細は以下フォーネスライフ株式会社のウェブサイトをご覧ください。