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行動計画

更新日:2010年7月26日

次世代育成のための主な課題

統計データやニーズ調査を通じて、市の少子化の動向や地域、子育て家庭、子どもについての現状を把握しました。これらの現状から、子ども、子育て家庭への支援を推進していくうえで、解決しなければならない課題を整理しました。

1 多様な子育てサービスの充実

就学前児童を持つ家庭の53.3%、小学校児童を持つ家庭の59.1%が共働き家庭となっています(ニーズ調査結果から)。女性の社会進出が進む中で、多くの保護者が子どもや自身の病気・けがのときの対応、急な残業や用事の際、また放課後や夏期・冬期休業時などに大変な思いをしていることから、子育てをしながらも働きやすい環境づくりを推進することが必要です。

また、専業主婦(夫)も含めた就学前児童の保護者が子育てについて負担に思っていることとして、「自由時間がとれない」「経済的負担が大きい」「家事に手がまわらない」という意見が多く挙がっています。地域における、すべての子育て家庭への支援の視点から、多様なニーズに対応できる子育て支援サービスが求められています。

2 子育てにおいての不安感の解消

ニーズ調査結果から、子育てにおいて、就学前児童の母親の43.4%、小学校児童の母親の38.1%が不安感や負担感を感じています。

そのため、さまざまな相談に対応できる体制づくりや、情報提供および助言、支援のための総合的なコーディネートができる体制づくりが求められています。

3 地域での支援環境の整備

ニーズ調査で、就学前児童の母親の37.5%、小学校児童の母親の27.1%が「世話を頼める友人・知人がいない」と回答しています。そのため、地域住民全体での子育て協働のための意識啓発、地域ネットワーク組織の整備、同じ年頃の子どもを持つ保護者同士が交流したり活動したりできる場や機会づくりなどを進めていく必要があります。

4 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進

ニーズ調査で、就学前児童の父親の理想と現実の状況をみると、理想では4割強が「子育て時間を優先」と答えているのに対して、現実では「仕事時間を優先」とする割合が8割を超えています。小学生の父親についても、理想の「子育て時間を優先」が36.4%、現実の「仕事時間を優先」が89.0%となっており、子育てに配慮した職場環境の整備、家庭における性別役割分担意識等の解消、子育てに関する学習機会の充実を図る必要があります。

5 子どもの豊かな心と健やかな体の育成

ニーズ調査で、中高生が学校と家以外で放課後を過ごす場所としてどのような場所があればよいかという問いに対して、スポーツができる運動場、音楽鑑賞や勉強などができる施設などのほか、ひとりでも気軽に相談できる場所を挙げています。
そのため、地域に子どもの遊び場や居場所を確保するとともに、中学生、高校生の心身の悩みに対応できる体制を整える必要があります。

 

子育て支援を推進するための主要施策

本市では、5つの基本課題をもとに、計画の基本理念、基本目標を実現させるために、以下の主要施策に取り組みます。

Assist(支援する)

1 子どもが幸せにたくましく生きる力を育む
  • 現状と課題
    変化の激しい現代社会の中で子どもが幸せにたくましく生きていくためには、確かな学力や豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体の「生きる力」をバランスよく育てることが大切です。しかし、近年では、核家族化や少子化、都市化等により子ども同士や家族以外の大人との交流がなくなり、他人を思いやる心やコミュニケーションの能力が低下しているなどの指摘があります。また、ニーズ調査結果によると、中高生の半数程度はむしゃくしゃ・イライラした経験があり、7割弱は学校に行きたくないと感じることがあるなど、思春期の子どもはさまざまな悩みやストレスを感じている様子がうかがわれ、本市でも不登校等の問題を抱える子どもも少なくありません。
  • 目指す方向
    子どもは、さまざまな人々との出会いの中で心身が鍛えられるとともに、社会性や自己を確立していきます。保育所・幼稚園や学校、地域等で子どもがさまざまな人々と交流できる機会を増やすため、地域や学校等と連携・協働して各種体験・交流活動を推進するとともに、学校教育の充実や思春期の心身の悩み相談や不登校対策に取り組み、子どもが幸せにたくましく生きる力を育みます。
2 親と子の健康づくりを支援する
  • 現状と課題
    親子の健康づくりは、子どもの育ちと保護者の子育ての両方に関わる重要な基盤であり、特に、妊娠期・出産期・新生児期に関わる母子保健事業や小児医療については、ニーズ調査結果においても市に期待する施策の上位に位置するなど、保護者のニーズも高くなっています。また、近年では、「食育」の考え方が浸透しており、子どもの頃からの正しい食生活の定着や、地域の特産物等を活用した地産地消の取り組みに対する関心も高まっています。
  • 目指す方向
    親子の健康づくりを支援するため、乳幼児や妊婦に対する健康診断や訪問指導等の母子保健事業を充実するとともに、荒尾梨や梨酢、海苔等の地域の特産品を活かした学校給食での地産地消の推進等に取り組みます。

Reassure(元気づける)

3 子育て支援サービス・保育サービスを充実する
  • 現状と課題
    共働き家庭の増加や保護者の就労形態の多様化等に伴い、必要とされる保育サービスのあり方も多様化しています。また、ニーズ調査結果によると、専業主婦(夫)も含め、就学前児童の保護者の4割以上が子育てに不安や負担を感じており、特に0歳児の保護者では子育て以外の時間がとれないことや、育児疲れを感じている人が多いという状況が見られることから、すべての子育て家庭への支援という視点に立ち、多様なニーズに対応できる子育て支援サービスを整備することが必要となっています。
  • 目指す方向
    保護者のさまざまな保育・子育て支援ニーズに対応するため、通常保育や園長保育、放課後児童健全育成事業(学童保育)等の既存事業の充実を図るとともに、専業主婦(夫)家庭を含めた在宅での子育てを支援するサービスとして、乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)やファミリー・サポート・センター事業の新規実施に取り組みます。
4 子育て支援に関する情報提供や相談・支援、交流の場づくりを進める
  • 現状と課題
    核家族化や都市化により、孤立した中で不安を抱えながら子育てを行っている保護者も少なくなく、情報や支援を必要とする人たちに、必要な情報等が届いていないという状況が見られます。また、子育て不安は、専門的な相談だけでなく、保護者同士の気軽な交流や情報交換でも軽減を図ることができることから、このような保護者同士の交流の場づくりも必要です。
  • 目指す方向
    広報紙や市ホームページをはじめ、各種相談窓口や健診の場等、さまざまな媒体・議会を活用して、子育て支援サービスや地域の支援活動等の情報提供に努めるともに、地域子育てセンターを充実し、保護者が身近な地域で子育てに関する相談を受けたり、保護者同士が交流できる場・機会の拡充を図ります。
     

Advance(進める)

5 子育てにやさしい生活環境づくりを進める
  • 現状と課題
    子どもや子育て中の保護者が安全・快適に、かつ安心して生活するためには、生活環境の整備も大切な要素ですが、ニーズ調査結果によると、就学前児童・小学生保護者の3から4割強は、子どもや子育て中の保護者にやさしいまちづくりがなされていないと感じています。
  • 目指す方向
    子どもや子育てにやさしい生活環境づくりとして、市営住宅等による住宅の確保や、安全な道路交通環境整備に取り組みます。
6 男女がともに子育てに関わる意識を啓発する
  • 現状と課題
    子育て中の保護者にとって、仕事と子育ての両立は重要な課題ですが、ニーズ調査結果によると、働いている保護者の多くが仕事より子育ての時間を優先させたいと思っていますが、現実には男性を中心に仕事優先となっている人が多くなっており、理想と現実の差が大きくなっています。国は、少子化の一因として仕事と出産・子育ての二者択一構造があることを指摘し、この解消のために「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」の実現に向けた取り組みを推進していることから、男性を含めた働き方の見直しや社会全体の意識改革が必要です。
  • 目指す方向
    仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進や、家庭生活での男女の固定的役割分担意識の是正のために、各種セミナーやフォーラムを開催し、男女がともに子育てに関わる意識の啓発・推進に努めます。

また、企業に対しても仕事と生活の調和の実現や、保護者が就労しやすい環境づくりに対する理解促進に努めていきます。

Offer(提供する)

7 子どもの安全を確保する
  • 現状と課題
    近年、子どもが被害者となる重大な犯罪や交通事故が発生し、社会問題となっていることから、多くの保護者が子どもの安全確保について不安を感じています。ニーズ調査結果によると、就学前児童・小学生の保護者の4割が、市に期待する子育て支援として犯罪・事故防止策をあげており、保護者のニーズが高いことがわかります。また、子どもの犯罪・事故防止対策については、「地域に期待すること」でも第1位にあがっており、保護者の8割前後が地域の人に子どもの安全確保への協力を求めていることから、地域と連携した対策の推進が必要とされています。
  • 目指す方向 子どもを犯罪や事故から守るため、各地域の見守り隊等の活動と連携・協働しながら、防犯パトロール等の活動の拡充を図るとともに、交通教室等による子どもや保護者等への安全教育の徹底に努めます。
8 さまざまな子ども・子育て家庭に配慮した支援を提供する
  • 現状と課題
    子育て家庭と一言でいってもその環境はさまざまであり、それぞれの子ども・子育て家庭の状況に即したきめ細やかな支援が必要です。特に、児童虐待は、子どもに対する人権侵害として非常に重大な問題であることから、関係機関等が連携して虐待の予防から早期発見・保護等の一連の支援に取り組み必要があります。また、近年増加しているひとり親家庭や、発達障がいを含む、障がい児のいる家庭への支援の充実も必要とされています。
  • 目指す方向
    「荒尾市要保護児童対策および高齢者の権利擁護に関する地域協議会」を中心に、関係機関等の連携・協働のもと、児童虐待対策の充実に努めるほか、ひとり親家庭への支援や障がい児施策の充実を図ります。

 

後期5か年計画で取り組む重点事業

具体的な取り組み(基本計画)で示した具体的事業のうち、特に優先的・重点的に推進する事業を「重点事業」と位置づけ、取り組みを進めます。

 

表:重点事業
分野事業名
1 地域における子育ての支援乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)
ファミリー・サポート・センター事業
病児・病後児保育事業
2 親と子の健康づくりの促進乳幼児・妊婦健康診査、妊産婦・新生児・乳幼児の訪問指導、予防接種
育児学級、育児相談、心理相談
3 子どもがのびのびと育つ教育環境づくりスクールカウンセラーや心の教室相談員の配置
市教育機関連絡協議会の取り組み
4 子育てにやさしい生活環境づくり公営住宅整備事業
子育てバリアフリーマップの作成
5 仕事と子育ての両立の推進仕事と子育て(家庭)の両立が図られる社会づくりのための啓発事業の展開
6 子ども等の安全の確保地域安心安全情報共有システム「愛情ねっと」の運用
公用車による青色防犯パトロールの実施
7 きめ細やかな支援が必要な子どもや子育て家庭への支援虐待防止ネットワークによる関係者の連携強化
在宅で介護している家族の介護負担の軽減

 


追加情報

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