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「あらお健康手帳」がグッドデザイン賞を受賞しました

更新日:2020年10月1日

地域包括ケアシステム構築に向けた医療介護におけるアナログ情報共有ツールとして開発した「あらお健康手帳」が、2020年10月1日にグッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞を受賞した、あらお健康手帳の画像


 

グッドデザイン賞審査員の評価

おくすり手帳や介護情報、医療情報など、健康に関する管理書類は、なぜか今までそれぞれバラバラに存在していた。それをとても簡単な方法で一冊にまとめ普及させようという取り組み。まずはリリースし拡げた行動力に地域包括ケアの未来を感じ、大いに評価した。全国でも同じような取り組みが進むことを期待したい。

グッドデザイン賞とは

 グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動であり、かたちある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、1957年の通商産業省主催「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」創設以来、半世紀以上にわたり「よいデザイン」の評価および顕彰が続けられています。世界4大デザイン賞のひとつにもなっている非常に価値の高い賞です。

あらお健康手帳とは

 2016年4月に熊本地震が発生し、医療機関の電子カルテが機能不全となりました。その際にお薬手帳が役に立ち、紙媒体の利点が再認識されました。

 また、同年本市で「健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究」が開始されました。この研究において、研究対象者をフォローアップしていくツールとして、「火の国あんしん受診手帳」が活用されることになりましたが、当時は、火の国あんしん受診手帳(認知症)、私ノート・私のカルテ(がん)、糖尿病連携手帳(糖尿病)、くまもん脳卒中ノート(脳卒中)、ありあけ心不全手帳(心不全)の5つが運用されており、複数の手帳を所持する方もいました。

 このような背景から、2017年にA5サイズのバインダーに健康に関するあらゆる情報を自由にカスタマイズし、まとめることのできる「あらお健康手帳」が開発されました。

 これは、自らの健康管理に役立てるだけでなく、本人の同意により医療・保健・福祉・介護の多職種協同体制において情報の共有が可能となります。複数の病気を持つのが当たり前となる超高齢社会を支える最強ツールです。

 2019年4月から、かかりつけ医を中心に配布されています。

あらお健康手帳の基本仕様

以下の情報をA5サイズのバインダーに、必要な情報のみを冊子毎に自由にカスタマイズ
  • 基本情報:利用者の身体情報、病歴、既往歴、処置管理など基本的な情報となります。
  • 医療情報:体重・血圧など日常の記録に役立てることができます。
  • 歯科情報:歯科の受診情報も一緒に記録していただけます。
  • 介護情報:多職種で共有すべき情報となりますが、ご本人・ご家族も記載してください。
  • おくすり手帳:今までお使いのおくすり手帳の代わりに活用してください。
  • 医療連携ノート:医療機関で記入されますが、受診歴や病歴が自然と蓄積されていきます。
  • 救急医療ノート:もしもの時、誰に連絡し、どこに搬送するかなどを記載します。
  • 人生会議シート:どんな治療を受けたいのか、日頃から話し合って記録しておいてください。
  • 関連機関情報:医療機関、薬局、介護施設など利用した関連機関が記載します。
5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)すべての情報共有が可能
  • がん基本情報
  • 糖尿病基本情報
  • 心不全基本情報
  • 頭とこころの記録(脳卒中と認知症を含めた精神疾患)

あらお健康手帳4つの特長

 特長1 世界初!病気ごとの手帳をひとつに

 日本の糖尿病手帳は、全国共通の規格で運用されていますが、多くの地域医療連携パスはそれぞれの規格が異なっており、複数の病気(特にがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患の5疾患すべて)の情報が統合された手帳は、世界的にも前例がないユニークなものです。

特長2 医療・保健・福祉・介護の連携手帳

 利用者が関係者に手帳を提示することが、個人情報を活用することへの同意となり、医療・保健・福祉・介護の多職種間でその情報の共有が可能となります。その結果として、利用者本人はより上質な社会サービスを受けることができます。

特長3 その人の人生手帳へ

 利用者自身がアレンジすることができるので、全てのライフステージにおける健康情報をまとめることが可能な人生手帳となります。また、アイデア次第で児童期から青年期、成人期の記録などへ発展させることができます。

特長4 アナログとデジタルが補完し合う

 荒尾市のスマートシティの取組においては、熊本県の「くまもとメディカルネットワーク」等と連携を図りつつ、スマートフォンなど個人端末であらお健康手用を運用することも検討しています。あらお健康手帳など紙のアナログ媒体とICTなどデジタル媒体が補い合うことで、災害にも強い地域連携体制の構築を目指しています。

あらお健康手帳をもらうには

 かかりつけの医療機関または荒尾市在宅医療連携室「在宅ネットあらお」(電話番号:0968-57-9350)にご相談ください。無料で配布していますので、健康管理にお役立てください。

 


追加情報

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お問い合わせ

荒尾市役所 保健福祉部 保険介護課 介護保険係
電話番号:0968-63-1418この記事に関するお問い合わせ


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